ヨガ

自粛疲れ、ストレスが原因?今からでも間に合う『冷え性』を改善するための方法

多くの女性を悩ます“冷え性”。冷え性は、「筋力量が少ないこと」のほかに、体温調整の役割を担っている「自律神経の乱れ」も原因のひとつです。冷え性改善のポイントは“背骨”。今回は、自律神経を整える方法を、インストラクターのMAIMAIさんに聞きました!

心身をほぐして冷え改善に
背骨と呼吸を調整し自律神経を整える

体内で体温調整の役割を担っているのが自律神経です。その自律神経が乱れると、毛細血管の収縮が起こり冷えの原因になります。そのため、冷えを解消するには自律神経を整えることがとても大切。自律神経は気温の高い屋外と冷房で冷えすぎた室内を行き来したり、睡眠不足やストレスによってもダメージを受けます。生活習慣の見直しや、適度な運動で血流を促すことはもちろんですが、自律神経は背骨を介して広がっているため、背骨を整えていくことでその調整を促すことができるのです。また、呼吸を深くすることも大きな助けになります。背骨を整え、呼吸を深めるといえばヨガ! 背骨と呼吸を調整することで自律神経を整え、冷え性改善を目指します。

ポーズのポイント
1:背骨全体をバランスよく動かして整える
2:ツイストで背骨と内臓にアプローチ
3:呼吸を深めて副交感神経を優位に

pose 01
背骨全体をバランスよく動かして整える

キャット&カウ

背骨周りの筋肉を柔軟にし、背骨全体を整えてくれます。

吸う息で骨盤を床の方に傾け背骨を反らせていき、吐く息で骨盤を天井の方へ傾け背骨を丸めていきます。
2つのポーズを交互に繰り返し3~5セット行いましょう。
背骨周りの筋肉を柔軟にし、背骨全体を整えてくれます。

背骨をひとつずつ動かすことを意識しながら丁寧に骨盤を傾けていくことがポイント。お腹の力が抜けないよう、おへそを軽く背骨に引き寄せたまま動いてみましょう。

pose 02
ツイストで背骨と内臓にアプローチ

アルダマチェンドラアーサナ

ツイストを入れることで背骨を調整してくれるポーズ。体の中心部を捻ることにより、内臓を刺激して血液循環を促す効果も。

正座の状態から右の坐骨を床に下ろして横座りになります。
左足裏を右腿の外側に置き、右肘を左膝の外側にかけましょう。
息を吸いながら背骨を伸ばして、吐きながら左に捻って行きます。
3~5呼吸キープし、左右行います。

左右のお尻を床につけ、下半身が安定した状態でみぞおちの裏辺りから捻ります。下腹部が安定することで、背骨を正しい位置から捻ることができます。

pose 03
呼吸を深めて副交感神経を優位に

ダウンドック

身体の背面全体をストレッチし、全身の血行促進に効果の高いポーズです。また、呼吸を深くとることで副交感神経を高めることができ、自律神経の調整に効果的です。

四つん這いからお尻を踵につけて、両手を前に伸ばす。
息を吐きながら膝を床から持ち上げて、お尻を斜め後ろに向かって引き上げる。
ゆったりとした呼吸で5~10呼吸キープしましょう。

深く呼吸することがポイント。肩や首が詰まらないように、手を置く位置を変えながら安定して呼吸ができる場所を探ってみよう。


教えてくれたのは…  MAIMAI さん
人気ヨガ講師、モデル、ヨガグッズデザイナー、として活躍中! ヨガ専門誌やフィットネス雑誌、DVD、書籍などにモデルとしても多数出演し、ヨガ講師としては都内を中心に台湾進出も果たした、人気ヨガ講師。クラスでは、姿勢や身体のくせを理解した上で、アクティブなレッスンを提供している。身体の構造を分かりやすく丁寧に教えている。

文 高野真利  撮影 中原義史

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佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手