7月25日から放送されている『スカイキャッスル』に出演するなど、俳優として注目を集める高橋メアリージュンさんが、女性向けトレーニング&スポーツ雑誌「Woman's SHAPE(ウーマンズシェイプ)Vol.28」の表紙に登場した。ここでは本誌インタビューの一部を公開する。
【写真】高橋メアリージュンさんの全身カット&岡部友さん指導のトレーニング
もともとスポーツ万能な上、キックボクシングやトレーニング、さらにはヨガ、ピラティスにも積極的に取り組んでいるという高橋さん。今回、そのトレーニング指導を担う岡部友さんとのスペシャル対談が実現しました!
[初出:Woman'sSHAPE vol.28]
ヒップのポテンシャルは芸能界随一!!
──岡部さんが高橋さんのトレーニング指導をするようになったのは、どんなきっかけからでしょうか。
岡部 始めたのは5、6年前だったかな。もともとオーガスト・ハーゲスハイマーさんという、私が栄養学を学んだ栄養科学博士の方がいて、メアちゃんもその方とつながりがあったんだよね。
高橋 私はオーガストさんのお弟子さんでオーガニックサラリーマン(村上雄大さん)という栄養パーソナルトレーナーの方からオーガニックや食について、いろいろ教えていただいていて、そこから友さんにつながっていったんですよね。
岡部 でも、つながりでいえば、以前から妹の高橋ユウちゃんや、その旦那様で元K -1ファイターの卜部弘嵩(うらべ・ひろたか)くんのトレーニングを見たことがあるから。
高橋 そうなんです。だから以前から友さんのことを知っていて、女性として憧れていたというか。
岡部 またまた(笑)。
高橋 いえ、本当に。もう絶対に素敵な方だろうなと思っていたので「人間的にもぜひ会ってみたい」と。実際にお会いすると、噂以上に身体づくりや栄養面の知識が豊富で、しかも分かりやすく落とし込んでくれるところに感動しました。たぶん、その人に合わせて伝え方を変えていらっしゃるんだと思いますが、私には感覚で身体に覚えさせるだけじゃなくて、論理的にも落とし込んでくださるんですよね。
岡部 私のメアちゃんに対する印象は、何といってもお尻。芸能界で理想的なヒップラインを持っている人をあげてくださいと聞かれても答えがなかなか難しいと思っていたんです。でも、メアちゃんのポテンシャルは本当にヤバい!
高橋 光栄にもそう言ってくださるんですよね。
岡部 お尻のなかでも骨格の部分は美しい形の下地になり、脂肪の部分は女性らしい丸みを作る。いわゆるフレームとラインですが、ここはもともと備わっているものによるところが大きくて、コントロールできない部分なんですね。メアちゃんはその2つが備わっているから、ここからはちょっとずつ筋肉をつけたり削ったり、彫刻のような作業をしていけば、あとは写真集ね!
高橋 友さんと「お尻を見せる写真集を出そう!」と約束を交わしたんです(笑)。
──今日はふだんやっている種目をいくつか見せていただきましたが、高橋さんに特化したメニューというのもありますか。
岡部 ヒップスラストやブルガリアンスクワットなど種目に関しては王道のものを入れていますが、もともとの形がいいのでお尻の上部に効く種目と下部に効く種目をまんべんなくやりますが、筋肉の付き方からみてどちらかといえば上部に効かせる種目をメインに5から7種目を組んでいっていますね。
高橋 私は言われたメニューに必死についていくだけで(苦笑)。でも、いつもストイックななかにも楽しくトレーニングを伝えてくれるので、ここに来たらスパイスアップのテーマカラーみたいにピンク色のハッピーな気持ちになりますね。私にとってはそれも大切なトレーニング効果になっています。
「丁寧な生き方をしているな」岡部さんが応援したくなる理由
──先ほどオーガニックの言葉も出ました。改めてお二人が考える「食」の大切さとは?
岡部 学んでいる内容のもとをたどれば同じ先生なので、メアちゃんもたぶん同じ考えだと思うけれど、私たちが一番大切にしているのは、一言でいうと「身体に負担をかけない」ということ。
高橋 (大きくうなずいて)無理をしないで自分にとって自然だなと思えるものを選んでいる感じです。
岡部 そう、楽しむときは楽しむし、食べるときは食べる。こういう食材や食べ方を実践していますとお話すると、24時間ストイックにその食にこだわっているように見られがちだけど、楽しい空間で楽しい人と食べるときは内容にこだわらず食べるからね。メアちゃんも、それがうまくできているかただと思います。
──岡部さんはSNSのなかでも、高橋さんについて「丁寧な生き方をしている」と言っていましたね。
岡部 口にするもの一つからこだわっているものがあるし、もちろん遊びも含めて自分のやりたいこととかやらなきゃいけないことを、キツいこともたくさんあるはずなのに、ちゃんと目標を設定してやっている感じがする。「英語をやります」と宣言して、しっかり時間を作って英語の勉強をしていたり、いろいろな目的をもって海外にもたくさん行かれたり。そういうことを含めて、私には「活動家」に思えるんですよね。
──たしかに、高橋さんのSNSや言動から「活動家」というニュアンスはすごく理解できます。
岡部 ですよね。たぶん、彼女は自分のインフルエンスを使って、世の中にいろいろなことを伝えている気がします。社会では今こんなことが起きているよとか、こんなものが本当はいいんだよとか。少なくとも、私にはそう伝わってるんですよね。
高橋 嬉しい。すごく嬉しいです。
岡部 ほかのモデルさんが伝えているものとは違うし、発言にメッセージ性があり、女優、モデルとしての枠を超えていて素晴らしいなぁと。それを嘘でやっていないところが、またメアちゃんらしくて。そういうことを含めて、丁寧に生きているなっていつも思ってます。
高橋 嬉しくて鳥肌です。直接そういうお話をしたことがないのでビックリしましたが、私がなぜ女優をやっているのかの理由が「影響力のため」でもあることは今まで秘めていましたので。
岡部 その影響力を何かほかのものに使いたいんだよね。
高橋 そう、そうなんです。
岡部 メアちゃんはこんなに忙しいなかでも自分と向き合う時間をちゃんと作って、勉強もしている。さっき「活動家」と言ったけれど、活動の裏には勉強があるからね。だから彼女を応援したくなるんですよね。今はトレーニング面でサポートさせてもらっているけど、下半身を鍛えておくと姿勢がよくなったり、疲れにくさや前腿の張りがなくなったり、仕事をバリバリやっていくための身体の土台づくりにもなるから。
高橋 疲れない身体、いいですね。
岡部 それからお尻の写真集も私の目標にしっかり入っているから。もう少し彫刻すれば、誰もメアちゃんには勝てません!
高橋 いえいえ、そんな(笑)。でも、20代じゃない女子のグラビア写真集というのもいいかもしれないですね。
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取材・文:藤村幸代 撮影:Ap,inc. ヘアメイク:堀紘輔 スタイリスト:市川友子