新しい町おこしとして新たに注目が集まっているイベントが「筋肉」だ。近年、地域ぐるみでのフィットネスイベントやボディコンテストの発足が相次いでいる。9月6日(日)、静岡県浜松市のJR浜松駅すぐそばのギャラリーモール・ソラモで、初開催となった『遠州筋肉まつり』が大盛況のうちに幕を閉じた。
屋外の全天候型イベントスペースで行われ、観覧無料ということもあり、開場前から多くの人が足を運んでいた。地元参加者からは「浜松駅周辺がいつもの倍くらいの人出になっている」と驚きの声が上がった。

華やかな雰囲気に賑わいを見せる『遠州筋肉まつり』
参加費1,000円&応募10分で完売! 全国のトップ選手が浜松に集結
「遠州浜松を筋肉で盛り上げよう」をコンセプトに掲げた同イベントでは、ボディメイクコンテスト、筋力コンテスト、トレーニングマシンの体験コーナーが設けられた。長州小力さんなどが出演するお笑いライブも開催。

お笑いステージや筋力コンテストなど多彩なイベントが開催
開催にあたり浜松市と地元企業20社以上が協賛し、各コンテスト優勝者には賞金や景品が贈呈されるなど、地域総出の大規模イベントに。開催前から中日新聞、静岡新聞など地元メディアが取り上げており、注目度の高さがうかがえた。

コンテストには静岡を地元とするトップ選手の審査員が集った
特に白熱したのがボディメイクコンテスト。静岡県出身の国内トップ選手5名が審査員を務め、「誰でも気軽に参加できる大会」を目指して、通常は10,000円ほどの出場参加費を1,000円に抑えるなど、選手ファーストの運営が話題に。サポート帯同の許可やパンプアップスペースの完備など、細部まで配慮された環境が選手から高い評価を受けた。
応募開始からわずか10分で全8カテゴリーが定員に達する人気ぶり。『サマースタイルアワード』『ベストボディ・ジャパン』『APF』『FWJ』など、普段は別々の団体で戦う全国のトップ選手たちが一堂に会し、煌びやかなステージでの熱戦に会場は歓声に包まれた。

ボディメイクコンテスト表彰式の様子
「浜松市の新しい観光イベントに」 副委員長が次回開催に意欲
イベント実行委員会副委員長で、コンテスト審査員も務めた清水ひとみさんは、「予想をはるかに超える規模となり、正直驚きと感謝の気持ちでいっぱい」と感動を表すとともに、今後の抱負を語った。

実行委員会副委員長を務めた清水ひとみさん
「この遠州筋肉まつりをきっかけに、多くの方にフィットネス文化に親しんでいただくとともに、浜松の魅力を全国に発信する機会にしたい。来年以降も浜松市の新たな観光イベントとして、さらに盛り上げていけるよう頑張ります」
「筋肉で街を元気に」── このユニークな試みは、確実に新たな名物イベントとして根付き始めている。来年の開催にも早くも期待が高まる。
取材:にしかわ花 写真提供:遠州筋肉まつり実行委員会
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』『Womans'SHAPE』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーとエクサイズでボディメイクに奮闘している。










