8月17日(土)、横浜ランドマークホールにて現役自衛隊員で競われるボディコンテスト『自衛隊プレミアムボディ』が開催され、中満有希(なかみつ・ゆうき / 48)さんがレディースクラス3位入賞を果たした。
8月17日(土)、横浜ランドマークホールにて現役自衛隊員で競われるボディコンテスト『自衛隊プレミアムボディ』が開催され、中満有希(なかみつ・ゆうき / 48)さんがレディースクラス3位入賞を果たした。
中満さんは海上自衛隊に所属しており、現在は木更津基地を拠点とする航空補給処で総務班長として勤務する。
「航空補給処では海上自衛隊で使用する航空機の整備に必要な部品の調達をすることが主な
役割です。普段は事務的な業務をこなしながら、班長をしてチームをまとめつつ処長を支える副官として任務を遂行しています。実は8月から異動となり、現在は家族と離れて単身生活を送っているんです」
そんな中満さんが筋トレを始めたのは2024年1月。自衛隊員として身体は動かしてきたものの、本格的なトレーニング経験はなかったのだという。
「自衛官は身体が資本。心身を常に鍛え保つことが求められます。定年まで10年を切ったタイミングで改めて最後まで走り切りたいと強く思ったことをきっかけに、自衛隊員の夫と筋トレを始めました。海上自衛隊では年に1度体力測定があるのですが、一定の年齢ごとに区切られたレベルに応じて最高1級までランク付けがされます。ありがたいことに私は1級をいただいているので、この級を維持したいという気持ちも大きかったですね。体力の低下を年々感じているからこそ、効率よく身体を鍛えたいと考えたのです」
トレーニングを重ねるにつれ体力の増加を実感すると共に、心身が整う感覚もあったという中満さん。悩んだ末に決めた大会出場の背中を押したのは、チャレンジ精神であった。
「若い隊員も沢山出場するであろうコンテストに48歳の自分が入っても歯が立たないかもしれないという気持ちがあり、大会出場への決心がつかないこともありました。でも、年齢を言い訳にせず挑戦する姿を後輩や子供たちに見せたいという思いが強くて。やらずに公開するより、チャレンジしたからこそ得られるものを掴みたいと思ったんです。大会までは夫がサポートしてくれた上、当日は子供が応援に来てくれて。達成感と家族の絆がより一層深まったと感じています」
大会出場にあたり、まずは自分の体型理解から始めたという中満さん。自身の後ろ姿を撮影したところ、お尻のたるみに気づくことができたという。
「お尻のたるみがあったため、ヒップアップを中心としたボディラインの強化を図りました。ポージングでもお尻の魅力を伝えられるよう、研究を重ねましたね。また、今大会ならではのパフォーマンス『敬礼ポーズ』には力を込めました!私がここまで育児をしながら勤続30年を迎えられたのは家族や職場環境に恵まれたからです。これからは私が育児をする自衛官をサポートしていきたいです」
筋トレを通して『心と身体は繋がっている』と体感した中満さんは、これからも日本を守るパワフルママとして活躍を遂げるだろう。
※本大会はチケット収益で運営されており、主催は自衛隊ではありません。
取材:池田光咲 撮影:FITNESS LOVE編集部