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インド気分を堪能!「ヨガって気持ちいい」を実感!【千代田町インドフェスタ2025】

10月25日(土)、群馬県の赤岩山・光恩寺で『千代田町インドフェスタ2025』が開催された。境内にはスパイスやオイルの香りがふんわりと漂い、関東各地から集まったカレーブースには長い列ができていた。色とりどりのインド雑貨や衣装が並び、しとしと降る雨の中、賑やかな雰囲気に包まれていた。

イベントの幕開けを飾るように始まったのが、インドヨガ講師・Honokaさんによるヨガクラス。Honokaさんの明るく穏やかな声で、カレーブースに並んでいた人々もつられるように身体を動かし、会場全体を徐々に一つにした。

カレーブースの行列に並ぶ人々もヨガを楽しむ

今回の会場となった赤岩山・光恩寺(こうおんじ)は、約1400年前の推古天皇の時代に開かれたと伝わる、北関東の古刹。鎌倉時代には後醍醐天皇に庇護され、修行僧の育成にも力を注ぎ、現在の住職で第84代を数えるという、長い歴史を受け継ぐ寺院だ。現住職はサンスクリット語の専門家でもあり、インド大使館との交流を通して20年以上にわたり寺でインド舞踊公演を開催してきたという。こうした中、インド文化が地域に根づき、舞踊や音楽がこの町の名物となった。

そして、2023年からスタートしたのが「インドフェスタ」。

カレーやタブラ、ヨガ、アーユルヴェーダ、インド雑貨など、多彩な文化が集まり、光恩寺は祈りとつながりの場として、人々が自然と集う場所になっている。

Honokaさんによる「やさしいヨガ」

午前10時、メインステージにはHonokaさんが登場。日本では数少ない本来の「インドヨガ」を教えるHonokaさんは、この後に3本ワークショップ(ヨガレッスン)を控えている。

「この中で、身体が硬いよ〜という方はいらっしゃいますか?」

会場ではパラパラと手が上った。

「実は、身体の硬さは“頭の硬さ”からきているんですよ」

Honokaさんは、『簡単にすぐに身体が柔らかくなる方法』として、いくつかヨガのポーズを行った。

肩を回したり、背伸びをしたりと、カレーの行列に並びながらでも誰でも気軽に参加できる内容で、「ヨガって気持ちいいかも」と感じた人々が、自然と本堂のレッスンへと足を運んでいった。

住職さんもご一緒に

その後、本堂でもインドヨガのクラスが行われ、メインステージでのHonokaさんのレッスンをきっかけに飛び込み参加した方々も、ちらほら見られた。初心者でも取り組みやすいゆっくりと体を動かしていく内容のものや、マントラや呼吸法を中心としたより深い内容で、外側に向きがちな意識を内側に戻していく。レッスンが終わったのは17時頃だったが、身体はスッキリしていて、心も整っていた。

「インドフェスタ」は、文化を“体験する”ことで心が動くイベント。舞踊やカレー、音楽がインドの鮮やかさを伝えるように、Honokaさんのヨガは“内側のインド”をそっと教えてくれた。

▶︎次回:レッスン体験!疲れが吹き飛ぶHonokaさんのインドヨガ

執筆:松本実奈美(まつもと・みなみ)

元Yoga&Fitness編集部。退職後、ヨガ修行と一人旅を兼ねて約2カ月間インド生活を送る。WORLD PEACE YOGA SCHOOLの『200 Hour Yoga Teacher Training』講座修了

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