シェイプ&ビューティー

バックラインスタイリスト・宮河マヤが語る『背面』を鍛える重要性

バックラインスタイリストの宮河マヤさんが本日発売の女性向けトレーニング&スポーツ雑誌「Woman's SHAPE(ウーマンズシェイプ)Vol.25」の表紙に登場した。

【写真】宮河マヤさんの美しいボディライン

“後ろ姿を磨く”ことをテーマに特集を組んでいるウーマンズシェイプ。表紙巻頭で登場した宮河さん自身も「バックラインを整えること自体、クオリティ・オブ・ライフそのものの向上に繋がると思っています」とインタビューで語るほどメリハリのある身体づくりはもちろん、姿勢改善や太りにくい身体をつくるためにも目を向けてほしい部分だという。ここでは本誌インタビューの一部を公開する。

──現在は「バックラインスタイリスト」として活躍されています。トレーニングのなかで特に背面に着目されたのはなぜですか。

宮河 メリハリのある身体づくりはもちろん、姿勢改善、そして大きい筋肉が集中している背中や下半身周りを鍛えることによって、基礎代謝の高い、太りにくい身体を手に入れやすくなるからです。前側ばかりに目が行きがちですが、バックラインは身体の面積の半分の割合を占めていますし、たくさんのヒントが隠されている部位。そんな身体の軸でもあり、自分の人生を変えてくれた『背面』を鍛える重要性を広める活動をしています。

──たしかに背中など背面が歪むと、姿勢も悪くなって身体の軸が不安定になりますね。

宮河 姿勢が悪いと骨盤が後傾してお尻が垂れやすくなってしまいますし、背骨が縮み、お腹にも力が入らず脂肪もつきやすくなってしまいます。見た目だけではなく、肩こりや腰痛、その他にも健康面で様々なデメリットを引き起こす原因になってしまいます。

──自身のトレーニングはもちろん、パーソナルトレーニングやセミナーでは〝身体をほぐすこと〟を推奨しているそうですね。

宮河 ほぐしは身体を整えてくれるだけではなく、ケガ予防や、トレーニングのクオリティ向上にも繋がります。肩甲骨とお尻周りを念入りにほぐしたり、可動域を広げるためのモビリティを入れたり。ストレッチポールなどを使った筋膜リリースも、気持ちのいい程度で一箇所40秒程を目安に行っています。背中から脇、殿筋周りや太もものつけ根、そしてふくらはぎなどを重点的にほぐしてあげることが多いです。バックラインを整えること自体がクオリティ・オブ・ライフそのものの向上に繋がると思っています。

──バックラインを整え、鍛えることが、人生をいかに充実させるかの鍵も握っている? ぜひ詳しく教えてください。

宮河 最近は身体を鍛えることで「セクシーになれる」とか「美ボディになる」という言葉も広まっていますが、見た目だけではないことも伝えたいです。一度きりの人生、好きな食べ物を楽しんだり、好きなラインの洋服をいつまでも選ぶことができたり、人生100年と言われているこの時代、なるべく最後まで綺麗な姿勢を保ち、自分の脚で歩ける筋力をつけたり。そういうことの積み重ねが人生の質の向上や幸せにつながっていくと信じていますし、それを実現できる鍵を握っているのがフィットネス、そしてバックライントレーニングだと思っています。

取材・文:藤村幸代 撮影:AP.inc,(初出:Woman's SHAPE Vol.25)

次のページへ >


-シェイプ&ビューティー
-