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“食べづわり”を克服してボディコンテスト満点グランプリの抜群スタイルに変身!【筋トレビフォーアフター】

中村あいさんのビフォーアフター「妊娠による“食べづわり”で20kgの激増、第二子のときも同じく20kgの増を経験しました。どちらも3カ月から半年で戻すことができたので、皆さんのご参考になれば……」

中村あい(なかむら・あい/43)さんは、現在はボディコンテストにおいて審査員満点得票のグランプリを獲るほど抜群のスタイルだ。体重の変化は64kgから46kgの劇的な変化だが、ダイエットについては、「とにかく決意しない」、「なんとなくやる」を第一にしたという。

【アフター写真あり】中村あいさんの美しいビキニ姿

「新しいことを始めようとすると、脳が危機を感じて拒否してしまう。なので、いかにその本能を騙すか、ということが大事です。私の場合、そのころのメインのダイエットは半身浴と軽い筋トレだったのですが、半身浴をするにしても意気込んで『やるぞ』とはせず、入浴中にちょっと湯温を上げるとか、赤ちゃんをあやすときに筋肉に負荷がかかりやすいポーズにしてみたりとか、そういうことから始めました」

「なんでも1週間くらいすると、習慣化されて苦じゃなくなるんですね。そのタイミングでもう一段階上げる、例えば、赤ちゃんが寝た隙間時間や、歯磨き中にごく軽いダンベルで筋トレをするに段階を上げました。とにかく本当に小さな一歩を繰り返して習慣づけ、慣れさせてから段階を踏んでいく、というのが遠回りに見えて一番の近道だと思います」

最初は「大の筋トレ嫌い」だったと語る。

「最初からウエイトをするのは辛かったので、まずはホットヨガを始めました。汗がたくさん出て達成感があり、続けられることで自己肯定感も高まりました。体力もついたので次はピラティスにも挑戦し、そこで明確に『お尻の持ち上がり』が成果として出たのを見て、もっとやれると感じて、パーソナルトレーニングを開始しました」

ネイルとまつげエクステのサロンを経営している中村さんは、よくお客様からボディメイクの相談を受ける。そこでも、具体的な「無理をしない方法」をまず伝えるという。

「例えば、水を飲むことはすごく大切だと感じているのですが、3ℓの水を飲むとしたら、透明なペットボトルだと中身が見えてプレッシャーになってしまう。だから、水筒にしてまず視覚を騙し、無理に飲むのではなく作業の前後に一口だけ飲む、おなかが空いたらまず飲む、などタイミングを決めておいて習慣化すると自然に飲めるようになります」

「あとは、温度でごまかすのもありですね。熱いお湯とお茶を間違えて飲んだときに全く気づかなかった経験を元に、ぬるい白湯でもまた飲みやすさが全く違うなど、本当にそういう些細な実行で成功体験を詰み、肯定感を高めていくことが大きな変化を得るためには必要です」

こうして一般的なダイエットの成功を経て、現在はベストボディ・ジャパンなどボディメイクの大会に臨んでいる中村さんであるが、その出場の決意には、肉体の変化を楽しむ以上の、欠くことのできない悲しい出来事も起因していることを最後に語ってくれた。

「裸に近い身体をさらけ出す競技に参加した理由に、22歳のときに突然巻き込まれた、強姦殺人未遂の被害者である、ということがあります。私のように、悲しい事件に巻き込まれ塞ぎ込んでしまった女性に、自らの身体を人前に堂々と出すことで、勇気づけたい思いがありました。事件を含め人生を綴った書籍(※)を今年の4月に出版しました。大会での活躍とともに、同じ境遇の方に届き、希望になるようにと願っています」
(※)好きなことを仕事に変えた「わたし」の生き方(Rashisa出版)

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取材:にしかわ花 写真提供:中村あい

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