驚異の筋肉尻と脚で圧倒した新人「インスタグラムではお尻の写真ばかり上げていました」
昨年5月末、京都で行われたボディビル・フィットネスの大会である『京都オープン』。ここで鮮烈な競技デビューを果たし、観衆の目を奪ったのが栫久美選手だ。サイズ感や迫力のある下半身、全体的に仕上がった身体が印象的だが、先にも述べたが競技自体は京都オープン出場が初めてだった。
もともとダイエットを行うことが好きで、近所に24時間ジムができたことで、最初は有酸素トレーニングがメインのジム通いが始まる。しかし、当然ながらジムにはウエイトトレーニングのためのマシンなどがあり、使う機会が増えていったという。
「いつの間にかメインがウエイトトレーニングに切り替わっていきました」
当初はダイエット目的だったが、ある日突然、通っていたジムで「ビキニに出てみたらどうでしょうか?」と声をかけられ、それがきっかけで競技に出てみようと考えるようになっていった。
栫選手を象徴するような部位として、殿部、下半身が挙げられるが、今のようになったのには次のような理由があった。
「私は当初からヒップスラストをとにかくたくさんやっていたこともあり、お尻には自信がありました。もともとまったくお尻の丸みがなかったので、発達度合いが自分でも思うほどすごかったんです。ジムのトレーナーさんに教えていただいたメニューで、ヒップスラストが特に覚えやすかったこともあります。なので、成長記録を投稿するインスタグラムでは、初めはお尻の写真ばかり上げていました」
「でもあるとき一旦、お尻の日を設けず脚の日についでにお尻トレーニングを行うみたいにしたら、お尻がめちゃくちゃ弱くなってしまったんです。だから昨季の大会に向けて『お尻の日』を再開して強化を図っていきました」
昨年はボディフィットネスで京都オープン優勝に加え、マッスルゲート四国優勝、ジャパンオープン7位、西日本選手権準優勝と新人ながら好成績を残した。今年の動向はまだ分からないが、ブラッシュアップした身体でステージに上がることは間違いない。
取材:FITNESS LOVE編集部
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