産後の体形改善のため息子をおんぶしてトレーニングする超活発系ママ
昨年ビキニフィットネスの地方大会、ブロック大会に優勝し、オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス158㎝以下級でメダル圏内の4位に入賞した髙田千広選手。家族の支えもあり一気にトップレベルへ突き進んでいる髙田選手のビキニとの出会いを聞いた。
【写真】産後の体形が驚愕の改善へ!髙田選手の美しい筋肉ライン
髙田選手が筋トレに向き合う理由は「産後の体形改善」が理由。ボディメイク競技をやろうなどという考えはなかった。
「2019年の出産後、すぐに体重は落ちました。なのに体形が元に戻らなかったため、自宅近くのジムに通い“産後の体形戻し”のためにトレーニングを始めました」
しかし、間もなくして新型コロナウイルスが猛威を奮う。ジム閉鎖と復活のなかで、きっかけが生まれた。
「ジムに入会して間もなく新型コロナが流行し、ジムが閉鎖になってしまったんです。その後にジムが復活し、もともとフィットネスの大会に全く興味がなかったのですが、ジムの会員様からビキニの大会出場を勧められることが多くなっていきました。せっかくならやってみようと思い、ビキニフィットネスに挑戦しました」
髙田選手がビキニの大会に向けて本格的にトレーニングを始めたのは2021年の夏ごろから。
昨年早くも頭角を現した髙田選手は、トレーニングではどんなことを意識しているのか?
「重心や握る強さなど、一定にならないように緩急をつけてトレーニングしています。あとは基本の基ですが、どんな重量でもフォームを崩さず限界まで追い込むように、1セット1レップを大切に無駄にしないようにトレーニングすること」
大会では自身が課題と感じた背中や肩も評価は上々だった。
「背中や肩のトレーニングは、大会に出る1年前まで熱心には取り組んでいなかったので、その部位は弱点だと思っていました。でも大会シーズン中は、『弱点がないよね』『バランスがすごく良い』と、ありがたいお言葉を頂きました。自分の長所であるバランスの良さとビキニフィットネスに求められるもの、そして唯一無二のステージングを皆さまにお届けできればと思います。応援してくれている家族やジムの会員様、友人のためにも、結果で応えたいのはもちろんですが、家事、育児、仕事など、同じ様な境遇で頑張る女性の励みになれれば嬉しいです!」
昨年出場することのできなかった『グランドチャンピオンシップス』への出場が今年の目標。ゆくゆくの目標は「世界選手権出場です」と答える彼女の勢いは止められない。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介(大会写真)、髙田千広
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