運動経験ゼロからピアノ女子が筋トレ歴2年でデッドリフト125kgの怪力女子に!
2月19日(日)、神奈川・カルッツかわさきでマッスルゲートパワーコンテストが開催された。本大会はマッスルゲート実行委員会が主催する、パワーリフティングの大会で、「パワーリフティングBIG3チャレンジ」、「ベンチプレスチャレンジ」、「IVANKOデッドリフトコンペティション」、「チームベンチプレスチャレンジ」の4種目が行われた。エントリー数は昨年の倍の142名にも上り、初挑戦の選手から日本チャンピオンまで幅広い選手たちが重量を競い合った。
パワーリフティングBIG3チャレンジでは、長浜美咲選手が女子47kg以下級でスクワット95kg、ベンチプレス67.5kg、デッドリフト125kg、合計287.5kgで優勝を果たした。長浜選手はパワー(チェンソーマン)のコスプレで本大会に挑んだことでも注目を浴びた。
長浜選手は幼少期から習い事はピアノのみでスポーツ経験はほとんどない状態だった。しかし、3年前半にダイエット目的でトレーニングを始め、トレーナーからベンチプレスだけを教わったことから、ひたすらベンチプレスを行い、パワーリフターとしての頭角を現した。
「最初から40kgを挙げることができ、1カ月で50kgを成功。1年半を過ぎたころにパワーリフティングの大会にも挑戦しました」
長浜選手は保育士を本業としているが、トレーニングに熱中したことからエニタイムフィットネス蒲田店のスタッフとしても働き始める。
「兼業は忙しいのですが、ジムで働くようになり、同僚やトレーナーさんたちから、いろいろなことを教わって成長できています。とても感謝しています」
長浜選手の目標はパワーリフティング世界チャンピオンの小林ナオコ選手に勝つこと。本大会も小林ナオコ選手とともにエントリー。
「小林ナオコ選手はボディビル競技でも実績を残しており、身体もかっこよくて力も強いので憧れです。私もボディメイクとパワー競技を両立させ、小林ナオコ選手を越える存在になりたいです」
身長147cmと小柄で、スポーツとは無縁だった長浜選手は周りから「パワーリフティングをしてケガしないの?」「女の子もパワーリフティングやるものなの?」と心配されるというが、「男の子にも負けたくない」と長浜選手はパワー強化に熱を入れている。
「パワーリフティングは重量を更新したときの達成感や爽快感が言葉にならないくらい素晴らしいです。また、私のように運動経験がなくても始めることができますし、高齢から始めている人でも結果を残している人はたくさんいます。より多くの人にパワーリフティングの魅力を届けていきたいです」
スポーツ経験がない状態から、約2年ほどで体重の約3倍の重量でデッドリフトを引くようになった長浜さん。世界チャンピオンを目指し、これからも高重量に挑戦する。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩
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