アフリカのナミビアと日本をつなぐヨガプロジェクト「オンラインナミビアチャリティヨガ」の開催、沖縄県の離島、小浜島で“自分と自然とつながるヨガ”をテーマにビーチヨガクラスなどを開催しているKUMIさん。この活動に至った理由やヨガを通して変化したことを伺った。
ダイエット目的でヨガを始めましたが、続けているうちにそれ以上の効果をたくさん感じ、どんどんヨガの魅力に引き込まれていきました。ヨガを始めてから自分を大切に、そして自分らしくいられるようになったことが一番大きな変化です。ヨガをすることで自分の身体や心の状態に気づくことができます。不調に気付いたら、休む時間を作ったり、身体をケアしたりして整えることができる。そして心と身体が整っているときが一番自分らしくいられるときだと思っています。自分らしく生きていくためにも、自分とつながり整えるためのヨガの時間は私にとって大切な時間になっています。
ナミビアで青年海外協力隊として活動していたとき、ナミビアの魅力をたくさん感じたと同時に医療環境の厳しさも目の当たりにしました。私に何かできることはないか、日本に帰国してからもずっと考えていました。
そんな中2020年コロナが流行し始めて、予定していたナミビア再訪がキャンセルになってしまい、空いた時間でヨガの学びを深めようとRYT200取得しました。学ぶ中で私はお医者さんや看護師さんにはなれないけれど、ヨガを伝えることでナミビアの人たちの健康な身体作りのお手伝いをすることはできる。これが今の私にできることだと思い、インストラクターになると決めました。
ヨガを通して一人でも多くの人が心も身体も健康で、より自分らしく生きていくお手伝いをするため、ナミビアを訪問しヨガを伝えています。ナミビアではまだヨガ教室が少なく、特に田舎の方ではヨガの認知度も低いです。主な活動内容は現地の小学校でヨガクラスの開催、ナミビアと日本を繋ぐオンラインヨガイベント開催、ストリートチルドレンを支援する”Nandume project”のサポートなどを行っています。ナミビアの魅力を日本の方にも知ってもらえるよう、そして大好きな母国日本とナミビアをつなぐ架け橋となれるよう今度も活動を継続していきます。
2024年春のナミビア訪問に向けて、日本でナミビアチャリティヨガを月1回開催しています。前回のナミビア訪問では小学校の子どもたちを対象にヨガを指導しましたが、次回はそれに加え、地域の方々に向けたヨガクラスも開催予定です。すぐに成果が出る活動ではないので、今後も継続していくことで一人でも多くのナミビアの方々、日本の方々を健康に、そして笑顔にできたらと思っています。
”Nothing is impossible, the word itself says, I’m possible.”「不可能はない。その言葉自身が『私はできると言っている』」オードリーヘップバーンさんの私が好きな言葉です。ヨガを始めて、最初は無理だと思っていたポーズが練習を続けていくうちにできるようになり、可能性は無限大なんだと日々感じています。ナミビアでヨガを教える活動も最初は遠い夢のように思っていましたが、想いを持ち続け、行動することでだんだんと想いがカタチになってきています。これからもまだまだ前進し続けます！皆さんの叶えたい夢も実現しますように。
取材：FITNESS LOVE編集部 写真提供：KUMI （初出：Yoga＆Fitness Vol.11)
