フィットネス コンテスト

「お尻ないね」という言葉に傷ついて筋トレ開始 ビキニを着こなす45歳のヒップトレーニング【ボディコンプレックス解消法】

「『お尻がないね』なんて言われたこともあります」そう話してくれた佐々木友香(ささき・ともか/45)さん。

「当時はお尻の筋肉も少なく太ももとの境目がなく、かっこいいはずの下着や水着を着ても、とても素敵には見えないお尻だったんです。お尻がないまま歳を取りたくないなと思っていました」

【写真】丁寧に追い込み作り上げた佐々木友香さんのヒップ

ハリのあるお尻を手に入れたいという方は多いのではないだろうか。佐々木友香さんもその一人だったという。では、どのようなトレーニングでコンプレックスを解消したのだろうか。

「鍛える部位へ意識を向けたトレーニングが効果的でした。特にヒップスラストは丁寧に追い込みました。足の位置によりお尻またはハムストリングと効く部位が変わるのでしっかり上げきることができる重さで足の支点位置を変えて少しずつ回数を増やしています。どのトレーニングも共通していますが、どこの部位を鍛えたいのか、全身の正しい可動の角度を意識したトレーニングが良いトレーニングになるのではないかと思います。また、トレーニング後のストレッチもしっかりと行うように心がけています」

自分で勉強をし鍛える部位、一つひとつ細かく意識し丁寧にトレーニングを行っていたという。ただ、トレーニングにのめり込み過ぎず、自分の気持ちを優先し休むことも継続できている理由の一つだと教えてくれた。

「時間がないなど、できないときは無理してやらないと決めています。マイルールを決めて、トレーニングができないときは無理にこなそうとしない。できないときは気持ちを切り替えてできることを楽しむ!ストレスにならないように気持ちをコントロールすることも大切にしています」

やる時はとことん追い込む、休むときはしっかりと休むというメリハリができたからこそコンプレックスを解消できたのではないだろうか。

「仕事や日常生活のなかで、筋トレを始めてよかったと感じることはトレーニングをして身体が変わるのを実感できること、何よりトレーニングの奥深さを知り周りの人へ伝えることができるようになったことです」

「生きていく中で限界を決めない気持ちを持ち続けたいです。自分で自分の限界を決めない気持ちを持ち続けるために、トレーニングを続けますし、トレーニングはやめません!」

「こんなお尻のままは嫌だ」という気持ちで始めたボディメイクがコンプレックス解消に繋がった佐々木友香さん。自身の限界を決めず挑戦していく姿を応援し続けたい。

佐々木友香さん

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

取材:佐藤佑樹 写真提供:佐々木友香

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