8月10日(日)、横須賀市文化会館で行われた『ベストボディ・ジャパン神奈川・横浜大会』。はつらつとした笑顔としなやかボディが印象的だった、ガールズクラス準グランプリの松本梨里花(まつもと・りりか/28)さんに話を聞いた。
「本格的にボディメイクを始めたのは去年のお正月、2024年1月1日のこと。4月14日開催のさいたま大会に出場する!と決めて24時間ジムに入会。以降大会初出場までのほぼ毎日、1日に1回どころか2回、3回行く日もあるほどの頻度で通い詰め、トレーニングする日々を送りました」
それまでまったく運動経験がなかったと言う松本さん。
「仕事は痩身専門のエステティシャンなのですが、施術で痩せることのサポートはできても、やはり体型維持には運動も大切だと感じるなか『自分が行動しないと説得力がない』と思い、ベストボディ選手でもある勤務先の社長からの勧めもあって、チャレンジすることを決めました!」
ボディメイク開始当時の体脂肪率は30%。痩せ型だが筋量が少なく、数値的には軽肥満寸前の体脂肪率だった。そこから鍛えて、また減量も行い、大会初出場の4月には約19%に。日本大会(11/23開催)出場後のオフシーズンの増量で到達した28%からまた4ヵ月間の減量で17%まで落とすことに成功した。
※体脂肪率は市販の体組成計によるものです。
「去年はとにかくカロリーセーブと有酸素運動とで減量したのですが、大会当日には体幹を安定させることも難しく感じるくらいフラフラに。今年はしっかり増量してから絞ったことでエネルギー切れすることなく、身体の安定を保つこともできています」
ボディメイクを始めて変わったのは身体だけではない。トレーニング開始当初、仕事の後にはいつもぐったりと疲れていて、ジムにもまずは入館記録をつけにいくのが目標というほどだったが、今は疲れを感じなくなって、仕事の後にもうひとつ別の予定をこなすこともできるようになった。
「生活の全部、何から何まですべて変わりました。運動経験ゼロだったのに、今はジムに行かないと落ち着かない。夜もよく眠れるので自然と早寝早起きできて、生活リズムが整いました。浴びるほど飲んでいたお酒も普段は飲まなくなり、それに家でも筋トレしたくて常に片付いた状態を維持するようにもなりました」
充実した毎日を送っているが、ほかにもうひとつ、いま取り組みたいことがある。
「最近は仕事、トレーニング、大会準備しかしていませんが、婚活も頑張りたい!もともと恋愛に刺激を求めがちでしたがボディメイクを始めてから価値観が変わり、今は何かひとつのことに継続的に取り組むことができる、芯のある男性に惹かれるようになりました。体型はマッチョでもマッチョじゃなくてもどちらでも構いません(笑)」
今シーズン、今後は茨城・水戸大会(9/14開催)、関東大会(10/12開催)、日本大会(11/23開催)への出場を予定している。
「次の出場大会まであまり時間がないなかでのブラッシュアップとして、姿勢や身体の使い方の見直しに取り組んでいます。生活の中での姿勢への意識を高めるとともに、筋トレについても軽重量高回数で細かい筋肉まできちんと鍛え分け、動きのコントロールを高めていけたらと。準備期間は短くても、大会の度に進化を感じてもらえるよう、意識高くたゆまずチャレンジを続けていけたらと思っています!」
取材:大塚真奈美 撮影:舟橋賢
執筆者:大塚真奈美
編集者・ライター。ヘルス&フィットネス、美容、グルメなどの分野で企画・編集・取材・執筆。群馬県出身、東京都在住。
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