9月28日(日)に高知県で開催された『ベストボディ・ジャパン高知龍馬大会』。大会初挑戦ながらレディースクラス(30〜39歳)で準グランプリを獲得したのは、関根奈津美(せきね・なつみ/34)さんだ。
年齢を重ねるにつれて痩せにくくなり、自分に自信を持てなくなっていたという関根さん。そんなとき、偶然観に行ったベストボディ・ジャパンの大会が人生の転機、そしてボディメイクを始めたきっかけになった。
「ステージで輝く出場者たちの姿を見て、『私もあんなふうに頑張ってみたい』と心を動かされたんです」
下半身種目で美尻ラインを作り上げる
くびれからお尻にかけての曲線美が魅力の関根さん。本人も「周囲からも褒められることが多く、自分自身でも一番のお気に入りポイント」だと話す。その美しいヒップラインは、コツコツと積み重ねてきた努力の証だ。
週1回のパーソナルトレーニングと、自身でのトレーニングで作り上げてきたのだそう。パーソナルではスクワットやヒップスラストを中心に複数種目を組み合わせ、自分ができるときにランジやブルガリアンスクワットなどを少しでも行っているという。
「回数をこなすよりも、どの筋肉に効いているかを意識して、一つひとつの動きを丁寧に行うようにしています」と話すように、ただやみくもに動かすのではなく、意識的に「効かせる」ことを大切にしている。さらに、筋肉だけでなく肌の質にも気を配り、保湿を欠かさないのもこだわりだ。
ボディコンテストへの挑戦で日々が充実
トレーニングを続けるうちに、身体だけでなく心にも変化が表れたという。体力がついて疲れにくくなったことに加え、努力を積み重ねて大会に挑戦した経験が自信につながり、メンタル面でも前向きになれた。
「トレーニングやベストボディのポージング・ウォーキングレッスンに通う時間が生活の中にでき、日々が充実しています」と語るように、関根さんにとって「ベストボディ」というものがかけがえのないものとなっている。
継続の秘訣について尋ねると、「応援してくださる方々の存在が大きい」と笑顔で答える関根さん。大会に出場することで多くの人とつながり、その支えがモチベーションになっているという。
ただし、ストイックになりすぎないことも忘れない。「完璧じゃなくてもいいから続けること」を心がけ、無理のないペースでボディメイクを楽しんでいるそうだ。
努力を重ねた先に見える景色は、決して身体の変化だけではない。自分を信じ、少しずつ積み重ねることで心も強くなり、毎日が輝き出す。関根さんの姿は、ボディメイクがもたらす“心身の美しさ”を体現しているようだった。
取材・文:小笠拡子 大会写真:山口夏織
小笠拡子(おがさ・ひろこ)
ボディビルにハマり、毎年筋肉鑑賞への課金が止まらない地方在住のフリーランスライター。IRONMAN・月刊ボディビルディング・Woman’s SHAPEなどで執筆・編集活動を行う。筋肉観戦が大好きなので、毎月コツコツ大会鑑賞の貯金をしている。
-ベストボディ選手, コンテスト
-BBJ, ベストボディジャパン











