
トレーニングを始めて1年ほどの腕は、太さはあるものの、形が伴っていませんでした。それからのトレーニングでは、重量を振り回すのではなく、フォームを固めました。最初から最後まで、同じフォームを維持することを常に意識しています。
また自分の骨格にあったフォームを見つけることも大切だと思います。漠然とトレーニングをするのではなく、毎回、手幅やリズムを考えて行うようにしています。そして、その中で自分にあったものが見つかれば継続します。トップ選手のYouTubeを参考にすることも多いですね。

「なで肩であるためカール中にも肩が上がりにくく、特に刺激が入りやすいです。このように自分の骨格に合わせた種目選定が大事だと考えます」
自分が腕を太くできた要因は、ここまでに述べたフォームの意識に加え、少し変わった骨格をしていることがあります。なで肩であることに加えて、両肘が内側に入り込んで「X」のような形になっている特徴があります。なで肩であるため、カールの動作をしていても肩が上がって首がすくむような姿勢になりづらいです。また、肘が内側に入り込んでいることで、自然と肘が体側から離れないポジションを作ることができます。ちょうど、アームブラスターカールをしているときのような感覚です。こういったことにより、腕には特に刺激が入りやすくなっていると思います。

「なで肩で、この写真からは分かりませんが両肘が内側に入り込んだ『X』のような形になっています」
ただし、なで肩である分、肩の発達や背中の広がりは他の選手に劣ることがあるので、課題と捉えています。僧帽筋に負荷が逃げないようにするために、軽いダンベルやケーブルでサイドレイズをするような工夫もしています。
現在の腕のトレーニングでは、収縮を意識しやすい3種目に丁寧に取り組んでいます。EZバーカール、ストレートバープリーチャーカール、ケーブルカールの3種目です。三頭筋は、スーパースミスマシンでのナロープレス、ライイングエクステンション、ケーブルオーバーヘッドエクステンションを行っています。厳密にセット数は決めていないのですが、それぞれ3〜5セットほど行っています。
腕が一番太くなった時期にやっていたこと
【やったこと】自分の骨格に合ったフォームを手幅、握りなどを模索しながら見つけていった
はやし・こうだい
2004年2月4日生まれの22歳。神奈川出身。身長167㎝、体重67㎏(オン)・78㎏(オフ)。日本体育大学4年で今春卒業予定。卒業後はトレーナーの道を志している。2022年全日本学生ボディビル選手権6位。2025年関東学生ボディビル選手権優勝。2025年全日本学生ボディビル選手権2位。
文:舟橋位於 撮影:岡部みつる 大会写真:中原義史 Web構成:中村聡美











