マッスルゲート選手 コンテスト

55歳アナウンサー、体重を3kg増やしてコンテスト金メダル “私らしさ”を取り戻したメリハリのある身体へ

2月28日(土)開催の『マッスルゲート大阪高槻大会』で、ウーマンズレギンス50歳超級優勝、ウーマンズレギンス158cm以下級2位に輝いた、北島直子(きたじま・なおこ/55)さん。アナウンサー、そしてラジオパーソナリティーとして人前に立つ仕事をしながら、全国各地のマッスルゲートに出場し、どの大会もトップ3に入る常連選手だ。

【写真】北島直子さんの引き締まったレギンス姿と逆三角形の背中

北島直子さん

昨年は数えきれないほどの金銀銅メダルを手にしながら、マッスルゲートの全国大会である『ゴールドジムジャパンカップ』では年齢別も身長別も予選落ち。その経験を経て今回のステージで取り戻したのは、順位だけではない。北島さん自身が「私らしさ」と表現する、華やかに輝く存在感だった。

2022年3月からゴールドジムでトレーニングを始め、2023年夏に地元である浜松開催のマッスルゲートをきっかけに競技を始めた北島さん。50代で金メダルを獲得した経験が大きな自信につながったという。

体重を落としすぎず、思い切りトレーニングして取り戻した存在感

普段は夕食後にジムへ向かい、家のことや仕事をきちんとこなしながら競技も続けてきた。食事では玄米や雑穀米、赤身肉、魚、納豆、豆腐、野菜、海藻を中心に取り入れ、大会前は禁酒をして身体をつくってきた。

「昨年はレギンスフィットネスにもエントリーして、そちらでも優勝を複数回いただきました。でも後半からレギンスに絞ってエントリーしたため、筋量をあまり付けないようにして、体重もかなり落としました。そうしたらメリハリのあった私らしい身体が失われた気がして、周りからもステージで私がいることに気付かなかったみたいなことを言われたんです」

身体を小さくまとめる方向に寄せたことで、仕上がりは整っていても、北島さんらしいメリハリのある華やかさまで薄れてしまったと感じたという。そこで今回は考え方を変えた。

「その後はレギンスのエントリーだとしても、楽しく思いっきりトレーニングしました。体重も昨年のゴールドジムジャパンカップより3kgアップで臨みました。それがよかったのかもしれません」

ウーマンズレギンスは、全身のバランスや引き締まり、女性らしいラインが評価されるカテゴリーである。だからこそ、ただ体重を落とせば良いわけではない。北島さんの言葉からは、カテゴリーに合わせながらも、自分の持ち味まで削らないことの大切さが見えてくる。

大会を終えた直後の感想にも、北島さんらしい前向きさがにじんだ。

「ステージでのピリピリした緊張感、やっぱり良いなぁと思いました。生放送やステージMCの仕事でももちろん緊張感はありますが、仕事のときは周りの空気を読みながら主役を立てる役割です。でもマッスルゲートは思いっきりキラキラして、自分が主役になれるステージ。失敗しても誰かに迷惑をかけることもなく、自分の反省材料にすれば良いんです」

普段は誰かを立てる立場だからこそ、競技のステージでは自分自身が主役になれる。その切り替えが北島さんにとって大きな魅力になっているようだ。

さらに、全国の大会に足を運ぶ理由については、マッスルゲートならではのつながりを挙げた。

「全国にマッスルフレンドができます。昨年もたくさん出場したので、アーカイブなどで見てくれて、控え室でたくさんの方に声をかけていただきうれしいです。同じ目標に向かって頑張る皆さんとは、年齢関係なくお互いリスペクトです」

競技を続けることで広がる仲間の輪も、北島さんを支える原動力のひとつになっている。

次の目標は、すでに決まっている。現在はドレスを製作中で、3月以降はドリームモデルに集中する予定だ。

「昨年はメルカリでゲットしたドレスに自分でストーンを付けて奈良大会にエントリーしました。サイズは全然合っていなかったけど、身長別2位をいただけました。3月以降はドリームモデルでエントリーしていて、目標はもちろんドリームモデルでも金メダルです」

50代を過ぎてからでも、挑戦の幅は広がる。北島さんは年齢に関係なく身体づくりを楽しめること、そして自分らしさを失わない工夫が結果につながるということを実感した。数字を追い込みすぎるのではなく、楽しくトレーニングを続け、自分が最も輝ける形を探る。その積み重ねが、次の金メダルにもつながっていきそうだ。

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材・文:柳瀬康宏 写真撮影:岡暁

執筆者:柳瀬康宏
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。

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