JBBF選手 コンテスト

元サッカー部の23歳が身長別ジュニアメンズフィジーク日本一「脚トレができなくなって全部上半身に回せました」

2026年8月15日、京都府・京都テルサで『オールジャパンジュニアフィットネスチャンピオンシップス2026』が開催された。メンズフィジーク168cm以下級では、佐藤嵐(さとう・らん/23)選手が優勝した。佐藤選手は今年6月、病気で入院したことが上半身の強化につながったという。

【写真】佐藤嵐選手の分厚くて広い背中

佐藤嵐選手

小学校からサッカーをしていた佐藤選手は、高校2年のとき全国高等学校サッカー選手権大会に出場した実績がある。中学卒業から高校入学までに時間があったことから、趣味程度で筋トレを始めたところハマってしまったそうだ。

「高校生になってからも、サッカー部のみんなが自主練習をしているときに、自分だけ筋トレをしていて、どんどん筋トレがメインになっていきました」

専門学校に入ると、ボディコンテストに出場している非常勤の先生2人との出会いがあり、「かっこいい」と、佐藤選手もコンテストをめざすようになった。

「トレーニングは週6、7回、2時間で胸、腕、肩、背中、脚の5分割でやっていました。6月に膝が原因で入院してから脚のトレーニングができなかったので、上半身ばかり鍛えることになったのが結果的には良かったのかもしれません。自分の弱点は胸で、ベンチプレスをやっていなかったので、初心に戻ってベンチプレスに取り組みました。トレーニング前のコンディショニングにも力を入れたことで、去年よりも良くなったと思います」

「優勝目指してやってきたので、達成できてうれしいです」と佐藤選手。

「オーバーオールが獲れなかったのは心残りですが、自分のやれることは出し切ったので悔いはありません。ジュニアは今年が最後なので、来年からは一般のオールジャパンで上位に食い込めるようになりたいです」

佐藤選手は入院というマイナスに考えてしまいそうな出来事も、トレーニングを見直し、自分の弱点を改善するきっかけへと変えた。その時々で自分にできる最善を尽くすことの価値を佐藤選手は教えてくれた。

用語解説
メンズフィジーク
広い肩幅、肩の丸み、引き締まった細いウエストに加えスマートなポージング、清潔感のある笑顔などが総合して評価される人気カテゴリー。

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材:あまのともこ 撮影:中原義史

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。2021年~2025年JBBF登録選手。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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