2026年8月8日、三重県・イスのサンケイホール鈴鹿にて、『オールジャパンマスターズフィットネスチャンピオンシップス2026』が行われた。ボディフィットネス45歳~54歳160cm以下級では、山岡由紀(やまおか・ゆき/45)さんが3位入賞した。山岡さんは、3人の子どもの子育て中だが、「筋トレを始めてから丁寧に生きるようになった」と言う。
筋トレのきっかけは産後ダイエット。ジムに行ってもトレーニングのやり方がわからず、筋トレYouTuberのトレーニングを参考にしたことで、ボディコンテストがあることを知る。
『誰でも参加できるコンテスト』というキャッチコピーを見て、2022年マッスルゲートのレギンス部門に出場。初戦で優勝し、全国大会にあたるゴールドジムジャパンカップで3位。当時JBBFボディフィットネスで活躍していた大谷美咲選手に憧れて、山岡さんもボディフィットネスに転向した。
「レギンスのときは脚のトレーニングをしてこなくて、昨年、脚が圧倒的に足らないと思いました。前腿のカット、外への張り出しを大きくしたくて、ブルガリアンスクワットなどスクワット種目、レッグエクステンションなど、今までやってこなかった種目を取り入れました」
山岡さんは高校からチアリーディングを始めた。社会人になってからはサッカーの川崎フロンターレや、バスケットボールのレッドウェーブなどでチアリーダーとして活躍していたという。現在はチアスクールの校長として、スタッフの採用育成、カリキュラムの作成など運営の仕事をしている。
「仕事は何時から何時と決まっていないので、フレキシブルに動けます。筋トレは週5~6日、1時間半~2時間、肩と胸、背中、肩とお尻、脚とお尻の4分割です。高1、小6、小4の子どもがおり、夕方は習い事の送迎があるので、私のトレーニングは出勤前にしています」
山岡さんは言う。
「普段は子育てで毎日バタバタしていて自分のことは後回しになりがち。でも筋トレをしているときは自分とだけ向き合う、座禅のような時間で一日をリセットできます。食べ物もお腹が満たされれば何を食べてもいいではなく、一食一食大事に意志をもって選びます。睡眠時間も何時間寝るためには仕事をどこまで終わらせておかないと、と成り行き任せにせず、計画して一日一日を過ごすようになりました」
筋トレは、ただ身体を鍛えるだけでなく、食事や睡眠、時間の使い方まで見つめ直し、日々をより丁寧に生きるきっかけにもなった。自分のことを後回しにしてしまいがちな人に、山岡さんの姿は生き方のヒントになるかもしれない。
用語解説
ボディフィットネス:
上下左右バランスが取れた、丸みのある立体感を感じる体型が求められる。無駄な脂肪を落とした仕上がりで、各筋肉の鮮明なセパレーションが評価される女性カテゴリー
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材:あまのともこ 撮影:中原義史
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。2021年~2025年JBBF登録選手。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。











