8月2日(日)、埼玉県・三郷市文化会館で開催された『サマースタイルアワード 2026 JAPAN PRO CHAMPIONSHIP』。ビキニモデル部門で2位、ビューティーフィットネスモデル部門で3位に輝いたのが、樋口麗美(ひぐち・れみ / 29)さんだ。異なる魅力が求められる2カテゴリーに挑み、いずれもトップ3入りを果たした。
今大会に向けて取り組んだのは、上半身と下半身のバランスを意識した筋量アップ。大きく変わったのは、同じく大会シーズンを迎えていたボディコンテスト選手の夫とジムへ行く機会が増えたことだった。

「1人だとなかなか頻度を増やせなかったのですが、夫と一緒にジムへ行くことで週4日ほどはトレーニングができました。同じメニューをやることも多く、“身体が良くなったね” と2人で話していました。一緒に大会を目指せたことは大きかったです」
筋トレは夫婦ではなく『選手同士』として高め合う
背中や肩、脚などのトレーニングは夫と交互にセットをこなしてきた。インターバル(トレーニング間の休憩)が自然と短くなり、これまで以上に集中して取り組めたという。
「一人だとインターバルが長くなったり、正直早く帰りたくて種目数を減らしたりすることも今まではありました。でも2人なら次々と自分の番が来るので、4〜5種目をしっかりこなせます。トレーニングの質は上がったと思います」
細かな指導を受けることはほとんどなく、関係性はあくまで選手同士。互いに刺激を受けながら取り組めたことは、減量にも好影響をもたらした。
「仕事柄、むくみに悩むこともありましたが、そんなときも夫からのポジティブな言葉に助けられました。悲観的になりすぎず、いい状態で減量を進めることができたと思います」
唯一無二の武器である二刀流の両立
2023年夏からサマースタイルアワードのプロ戦に出場し、トップ3入りを続けている樋口さん。今回、ビキニモデル部門では優勝を狙っていただけに悔しさもあるが、やり切った気持ちは強い。
「ビキニモデルは1位を狙っていたので、もちろん悔しさはあります。でも精いっぱいやっての2位なので後悔はありません。2カテゴリーに本気で挑戦したからこそ、共にトップ3入りできたと思っています」
2つのカテゴリーを両立することは、自身の強みとなっている。
「二刀流で唯一無二の存在になれていることが、自分の価値だと思っています。これからは強みであるアウトラインを生かしながら、下半身の筋量を増やしたいです。筋量と絞り、マッスルコントロールや表現も含めて、両カテゴリーでさらに上を目指していきます」
一人ではトレーニングやダイエットが続かないという人も、夫婦やパートナー、家族、友達など同じ目的、目標を共有する仲間がいれば、トレーニングライフはより豊かなものになるのかもしれない。
用語解説
ビキニモデル部門(SSA):全体的に丸みのあるアウトラインやバランスの取れたスタイルが評価されるカテゴリー
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
取材:池田光咲 撮影:高坂裕希
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