10月11日(日)、大阪・吹田市文化会館で開催中の『第72回日本男子ボディビル選手権大会』に、金澤利翼(かなざわ・としすけ/90)選手が今年も出場。年齢や体重による区分のない、日本最高峰のボディビル選手権に、御年90歳で挑戦した。
【写真】これが90歳ボディビルダーの肉体!金澤利翼選手が鍛え上げてきた全身
金澤選手は1960年、1963年に同大会を制した実績を持つ。今年8月30日には、地元・広島で開催された『第38回日本マスターズ選手権大会』の85歳以上級で優勝。大会前日に90歳の誕生日を迎え、通算17度目となる日本マスターズ制覇も果たしている。
90歳を迎えた今年は、新たな挑戦でも話題を呼んだ。9月23日の『JBBFジャパンオープン選手権大会』で、宮前亜寿香選手とミックスドペアに出場。39歳差のペアということで、多くのメディアで取り上げられ話題となった。
その歩みは海外でも高く評価されてきた。80歳で出場した2016年の『IFBB世界マスターズ選手権』では65歳以上級で6位入賞。今大会の競技開始前にも、IFBB(国際ボディビルディング・フィットネス連盟)のサントンハ会長から表彰を受け「とても誇りに思っている」と労いを受けた。
そんな、90歳でもバイタリティ溢れる金澤選手の挑戦の場はステージだけではない。現在は英語も勉強中。分からない単語を調べ、英語で手紙を書き、NHKのニュースを英語で聞くこともあるという。日々のトレーニングに加え、新しい知識を得て、自分で試してみる。90歳の今も衰えぬ好奇心や挑戦心。長寿大国と称される日本の、まさに象徴とも言える存在なのではないだろうか。
日本選手権に出場し続けることにも、金澤選手ならではの目標がある。かつて頂点に立ったこの大会で、「最年長選手として何歳まで挑戦できるのか」。以前の取材では「ボディビル界に新しい歴史を作っていきたい」と語っていた。
90歳になっても、次にやりたいことがある。日本最高峰の舞台に挑み続ける金澤選手は、身体を鍛え続けること、目標を持ち続けることの可能性を示している。
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材・文・撮影:FITNESSLOVE編集部










