コンテスト

サマスタ・ビキニ二冠の会社員が実践する“食事量を減らさない”身体づくり

4月23日(日)、東京・福生市民会館で「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)」のSPRING CUP(東京予選)が開催され、ビキニモデル部門のマスターズクラス(37歳以上~)とトールクラス(161cm以上)の2クラスで会社員の臼井早織(うすい・さおり/37)さんが優勝を果たした。

【写真】臼井さんのバックポーズ含むポージング

「昨年の順位は最高が2位、そして12月に開催された決勝大会では予選敗退だったので、まずは優勝できてホッとしています。決勝大会でのリベンジを果たすためにも、まずは今大会に照準を定めて頑張ってきました」

ビキニタイプの水着着用でバランスの取れたスタイルや、女性らしい優雅さ、セクシーさなどを競うビキニモデル部門。フロントやバックのVシェイプ、サイドポーズのSシェイプなどが評価対象となる中で、3年目のシーズンを迎えた臼井さんの美しいバックポーズが光る。

「今までは上半身がとくに細かったので筋量をつけることを意識しながら、背中のトレーニングを重点的に取り組んできました。背中を大きく見せることができればくびれにかけてのボディラインもメリハリがついてきますので、まだまだ成長過程ではありますが、背中を強みにしていきたいと思っています」

一方で、「調整方法も色々と試しているんです」という。ボディコンテストに出場をするとなると、身体を引き締めるために食事面での減量期間を設けている選手が多い中、臼井さんが実践する調整方法は少し違った。

「コンテストにも出来るだけ普段と近い身体の状態で出場してみたいと思ったんです。私は食べることも大好きで食事量を減らしたくありませんし、無理に減量をすることが嫌だったので……、食べた分は有酸素運動を多めに行うなどしてコンディションを整える、この方法で今シーズンは試してみたいと。色々な調整方法を試してきましたが、これが私に一番合っていると感じています。

もちろん食事に対してのルールは決めていますが、揚げ物など脂質が多くなければ基本的には何でも食べます。あとは品数も多く取るようにして、ヘルシーな食事をたくさん食べるようにしています。過去には食べる量を減らすなども試してみたのですが、やはり私には合わずストレスになるのが一番よくないのでこの調整方法に辿り着きました」

“たくさん食べる調整”を行うことで、「今までよりも身体が元気だった」と臼井さん。今後も自分に合った身体作りを継続していくという臼井さんに、ボディメイクの楽しさを聞いた。

「私はもともと通っていたトレーニングジムのトレーナーさんに『そんなに頑張ってトレーニングをしているならコンテストに出ちゃいなよ』というノリで勧められて出場を決めました。しかし、一歩踏み出してみると新しい世界を知ることができて、出場を機に素晴らしい仲間たちに出会うこともできました。それに良い結果を頂けると、周囲の方々の喜ぶ笑顔が見られるのがとても嬉しいんです。身体作りはそれぞれに合った方法がきっと見つかるはずなので、勇気を持って一歩踏み出して頂けたら楽しい世界が待っているということを伝えたいですね」

取材・文:FITNESSLOVE編集部 撮影:北岡一浩

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