“サマスタ”の愛称で知られる『SUMMER STYLE AWARD（サマー・スタイル・アワード）』2023年度の開幕戦となる「THE BEGINNING（埼玉予選）」が25日（土）、埼玉県・市民会館いわつきで開催され、ビューティーフィットネスモデル部門のPRO選手として活躍する前川紗希（まえがわ・さき）さんが自身初のビキニモデル部門に挑戦。ステージに出てきた瞬間、会場がどよめく程の貫録すら感じる美しいポージングでビキニ女王の座を掴んだ。
「PRO選手として完璧なステージングを披露し、貫録を見せないといけないというプレッシャーもありましたが、いつもとはカテゴリーが違うので初心に戻れて、ステージを楽しもうという気持ちで挑戦できました」
既定のモノキニビキニ着用で全体的に発達した筋肉のバランスや、美しい表現力を競うビューティーフィットネスモデル部門。その中でもPRO選手（優秀な成績を収めた選手しか契約できない）として活躍している前川さんであるが、今大会で出場を決めたカテゴリーはビキニタイプの水着を着用し、審査基準はもちろんカテゴリーのコンセプトや、さらにはポージングまで違う『ビキニモデル』部門だった。
「今回、新しいことにチャレンジしたいという気持ちでビキニモデルへの挑戦を決めました。とくに絞りやミッドセクションに注力し、ポージングも腹圧が抜けないように意識するなど、ビキニモデルらしさを表現できるように細かい部分まで工夫して取り組んできました。普段のビューティーフィットネスモデルとは違った雰囲気でステージに上がれたのかなと思っています」
自信に溢れる堂々としたポージングは圧巻の一言。美しくバランスの取れたスタイルで、新たな一面を披露しビキニモデルトールクラス優勝。クラス優勝者たちで競うオーバーオール戦も制し、総合優勝を果たした。
「今年はビューティーフィットネスモデル部門とビキニモデル部門の“二刀流”で頑張りたいと思っています。私は普段、審査員なども経験させていただいていますが実際に自分も出場した方が勉強になりますし、色々なカテゴリーに挑戦することによって新しい発見も増えて今後に生かすこともできます。何より、新しいことに挑戦する楽しさを皆さんにも伝えていきたいです」
取材：FITNESSLOVE編集部 撮影：中原義史
