5月28日(日)、愛知・豊橋市民文化会館で「SUMMER STYLE AWARD（サマー・スタイル・アワード）」の名古屋予選が開催され、ビキニモデル部門ショートクラス（161cm以下）ではパーソナルジムを経営する石田実春（いしだ・みはる/25）さんが優勝。メリハリのあるS字ボディを武器に、念願の金メダルを獲得した。
「昨年は2位ばかりで周囲からシルバーコレクターと呼ばれていたので、『今年こそは絶対に金メダルを獲得するぞ！』という気持ちで挑みました。優勝することができてホッとしています」
石田さんがトレーニングを始めたきっかけはダイエット。身長154cmに対してMAXで63㎏あった体重を減らすために、一時は極端に食事量を減らすダイエットを行い体調を崩してしまった。「健康を害してまで痩せるのは本末転倒だ」と感じてからはトレーニングでボディメイクをすることを決意したという。
「学生時代はバスケットボールや陸上の経験もありますが、そこまで運動神経が良いわけでもなく…。しかし、トレーニングは運動神経がなくてもできると分かったんです。当初はダイエット目的でトレーニングを始めましたが、気が付いた頃には夢中になっていましたね」
トレーニングをすることで綺麗にシェイプされた身体だけではなく、気持ちもポジティブに変わっていった。そこから、その成果を披露するためにボディコンテストへ挑戦も続けている。
「大人になってから頑張ったことに対して評価をしていただいたり、目標を達成する経験ができるのはボディコンテストの醍醐味ですよね。今回は勝ちたいという気持ちを持ちながらも楽しく挑戦することができましたし、背中の凹凸感が出せるように強化してきたのでその成果も出せたかなと思っています」
今年から声出し応援が解禁され、会場では出場している選手たちの友人や家族などの声援が飛び、どのカテゴリーも盛り上がりを見せていた名古屋予選。石田さんもステージングを後押しする応援団の存在が大きかったようだ。
「ベストな状態で出場できるように調整を頑張ってきたので、ステージでその姿が披露できればと緊張もありました。しかし、今回はお店のお客様を始め、友人や両親も応援に来てくれていて声援も届いていました。そのおかげで緊張が緩み、自然と笑顔でステージに立つことができました」
シルバーコレクターを払拭し、大声援の応援団とともに掴んだ念願の金メダル。「感謝」を原動力に石田さんの挑戦は続いていく。
取材：FITNESSLOVE編集部 撮影：上村倫代
