コンテスト

ビキニフィットネス全国優勝の24歳の腰高ヒップ 自分をより知るために必要なことは「手書き」?

柿夏芽選手「今、もしトレーニング初心者時代に戻れたら○○をしてより効果的に筋肉を成長させるのになぁ」。一度はそう考えたことがある人もいるのではないだろうか。今回は発売中のウエイトトレーニング専門雑誌『IRONMAN2024年5月号』掲載のビギナー応援企画「トップ選手が“初心者だった自分”へ贈るアドバイス」から、昨年開催されたゴールドジムJAPANCUP2023でビキニフィットネス163cm超級で優勝した柿夏芽(かき・なつめ/24)選手を紹介する。

【大会写真】24歳・柿夏芽選手のしなやかに伸びたビキニ姿&バックポーズ

2020年はゴールドジムJAPANCUPビキニフィットネス優勝、2021年はオールジャパンビキニフィットネス24歳未満級と35歳未満163cm超級で2冠を果たした柿選手。現在、ビキニフィットネスカテゴリーで存在感を見せる柿選手だが、初心者のころにやっておけば良よかったことを振り返って語った。

「柔軟に対するアプローチをやればよりよかったです。もともと身体が硬いため、今も苦戦しています。トレーニングはもちろん、ポージングにすごく影響が出ています」

身体のストレッチやケアを初心者時代から意識していれば、よりトレーニングやポージングのレベルが上がっていたと反省を口にした柿選手。逆に、初心者のころにやっていてよかったと感じる点もあるという。

「パワー系のトレーニング種目については、逆にやっていて良かったなと感じました。クイックリフト種目を通して、床反力の使い方、自意識と他意識の感覚の違いを掴みやすかったです」

そんな柿選手は、初心者時代から続けてきた「記録に残す」という習慣もまた、現在の身体を作り上げることができた大きな要因の一つだという。そこには、単純に使用重量や回数を記録して次回のトレーニングの指標にするだけでなく、柿選手なりの「自己分析」の手段でもあった。

「手書きは言語以上の情報を残せると思うんです。私は自分を知るために、たびたびノートを見返します。字が汚ければ、急いで書いたのか辛かったのか。いつもより字が大きければ、楽しかったのか発見があったのか。すごく丁寧に書いているなら、気持ちや時間に余裕があったのか。そういう分析を重ねて、自身を理解し、現状を知ることが大切だと私は考えます」

「自分自身を研究する」。柿選手は内なる自分を見つめて把握していった結果、ボディコンテストで素晴らしい結果を残せているのだろう。SNSの流行により他者と比較し、意識しやすい現代だからこそ、自分を研究して深く知ることができている人は貴重だと言えるだろう。

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

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佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手