サマスタ選手 コンテスト

26歳・臨床検査技師がS字曲線で魅せた 「スキニーを履くとパツパツで……」コンプレックスだった下半身が強みに 

前田美帆さん「陸上時代に鍛えられた太い下半身がずっとコンプレックスでした」

4月20日(土)、東京・武蔵村山市民会館にてサマー・スタイル・アワードSPRINGCUPが開催され、ビューティーフィットネスモデルで前田美帆(まえだ・みほ/26)さんが長く引き締まった四肢と発達した丸いお尻で2冠を獲得し、プロカード獲得の活躍を見せた。

【大会写真】「コンプレックスが強みに!」前田美帆さんの陸上で鍛えられたヒップ&脚(別カットあり)

今回、前田さんはボディコンテスト初挑戦にしてビューティーフィットネスモデルのルーキー部門と一般の部トールクラスで優勝に輝いた。

「トレーナーさんと一緒に優勝を目指していこうと話してはいましたが、心の中では『優勝なんてできるのかな……』という思いが少なからずありました。結果ルーキー優勝、一般の部優勝、そしてプロカードを獲得でき、本当に嬉しく思っています」

前田さんが本格的にトレーニングを始めたのは約1年前。それ以前も家で自宅トレーニングは行っていたが、「瘦せたらいいな……」とゆるく行っていたという。

「それまでは自宅でちょろっと行う程度でしたが、SNSやYouTubeでボディコンテストの存在を知って、割れた腹筋、細く引き締まった身体に憧れて大会に出ようと思いました。そこで本格的にジムに通い始めたんです」

それまで、前田さんは高校、大学と陸上競技に励んでおり、「太く発達した脚」がずっとコンプレックスだったそうだ。

「高校生までは7種競技(※)を行っており、大学では400mをやっていました。高校生のときに一度ケガをしてしまって、その療養期間中に全力でバイクを漕ぐようなリハビリトレーニングをずっとやっていたので、普段の練習やそれらのリハビリ中のトレーニングで脚がかなり太くなっていったんです」
(※200m、800m、100mハードル、砲丸投げ、やり投げ、走り幅跳び、走り高跳びを行う女子競技)

「スキニーが好きだったのですが、前ももがパツパツすぎて嫌でした」と過去を懐かしみ語った前田さん。ただボディコンテストに出始めた現在では、コンプレックスだった下半身が“強み”へと変わった。

「中でもお尻が一番の強みです。陸上競技をやっていたときからハリのあるお尻をしていたので、今は上半身を下半身の筋肉量に追いつかせるようにして鍛えています。なので下半身、特にお尻は数週間に一度しかトレーニングをしないんです」

また前田さんは普段、臨床検査技師として忙しく働いている。早番、遅番など変則的であり、固定のトレーニング時間、生活リズムの維持が難しい中でも、週に4,5回ジムに通い、見事コンテスト初戦にしてプロカードを獲得する活躍を見せた。優勝の余韻に浸るのも束の間、前田さんの目線はすでに次の目標に向いていた。

「今回、2冠とプロカード獲得は嬉しかったですが、ビューティーフィットネスモデルのオーバーオール戦で負けてしまったことが本当に悔しかったんです。ただプロの資格を頂いたので、次は12月のプロ戦に向けて、よりレベルが高くなって厳しい戦いになるとは思いますが、何とか食らいついていきたいです!」

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

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佐藤奈々子選手
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