産後太り解消のためにトレーニングを始め、20kg以上の減量に成功してコンテストデビューを果たした人がいる。ベストボディ・ジャパンで活躍する三宅琴美(みやけ・ことみ/38)さんだ。長い減量期間を乗り越えて迎えた三宅さんのデビュー戦はどのようなものだったのだろうか。
【写真】元バレエダンサー三宅琴美さんのデビュー戦でのビキニ姿
三宅さんは約2年前、産後のダイエットをきっかけにトレーニングを始めた。「3歳から21歳までバレエダンサーをやっていて、19歳からバレエ講師をしてました」というから、出産で増えてしまった体重や、変わってしまった体型には相当思うところがあったのだろう。トレーニングを始めただけでなく、ボディコンテストに挑戦することも決心したそうだ。
驚いたのは減量計画だ。
「初戦までは7カ月かけて70kgから21kg減量しました」という三宅さんがデビュー戦に選んだのは2023年5月ベストボディ・ジャパン盛岡大会だった。
「初めての減量でした。長い減量を経て初めて戦って2位でした」という三宅さん。大幅な減量を乗り越え、デビュー戦のときには生後9カ月だったという子どもを育てながら2位というのはすばらしい結果だったと言えるだろう。
デビュー戦については「見た目や雰囲気作りが難しかったです」、「舞台の上で頭が真っ白になって振りを全て忘れました」と、元バレエダンサーならではの辛口な反省点はあったが、「もっと舞台で輝きたいと思った」という三宅さんは、その後も減量を続け、同年11月の日本大会に一番絞った身体で臨むことができたそうだ。
減量期間は13カ月にもおよび、心身ともに負担は大きかっただろうが、三宅さんが妥協することなくやり遂げたのは、幼少のときからバレエを通して舞台に上がることへの敬意が育まれてきたからではないだろうか。
「バレエ講師は結婚をきっかけに引退しました。今はウォーキングやポージング講師をしております」、という三宅さんに、コンテストデビューを考えている人へのアドバイスを聞くと、「一度本番前にあまり会わない人に自分のポージングなりを見せてから当日をむかえたほうがいいです」。
やはり舞台人らしいコメントが返ってきた。
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取材:あまのともこ 写真提供:三宅琴美 撮影:FITNESS LOVE編集部
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