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丸みのあるヒップラインが美しい57歳 「寸胴お腹ぽっこり子ども体型」から激変!

伊藤ゆみさん「人生50歳からが本番。身体も心も今が旬を更新中」

自身のSNSで心強いメッセージを発信するのは、ボディコンテスト『ベストボディ・ジャパン』でも選手として活躍するパーソナルトレーナーの伊藤ゆみさん(いとう・ゆみ/57)。引き締まったウエストや丸みのあるヒップライン、何より生き生きと輝く笑顔がその言葉を見事に体現している。

【大会写真】伊藤ゆみさんのくびれと丸みのあるヒップ

伊藤さんが筋トレを始めたのは49歳のとき。『JBBF東海大会メンズフィジークマスターズ』での優勝など、選手として活躍していたご主人が、筋トレ専門ジムを開業したことが、背中を押されたきっかけだった。

「高血圧、肩こりなどで体調不良だったため、ランニングからスタート。同じころ、主人がジム経営を始めたため、私も筋トレをしてみようかなと軽い気持ちで始めました」

筋トレを始める前は「寸胴お腹ぽっこり子ども体型」と周囲から言われていたそうだが、「たしかにそうだなと自虐的に納得していました」。年齢を重ねるにつれ、体型に関して諦めムードだった伊藤さんの身体と心を一新してくれたのが、トレーニングだった。

「それまでは運動嫌いで運動オンチ。そんな私でも筋トレは自分のペースで楽しく続けることができました。当時は医療事務の仕事が忙しく、なかなかトレーニングする時間は取れませんでしたが、短い時間でも週2回の筋トレ時間は確保していました」

51歳のときに『ベストボディ・ジャパン』でボディコンテストに初挑戦。細身で全身バランスの取れた肉体美を競うベストボディ部門に出場すると、2019年には岡山、名古屋、大阪大会のクイーンクラス(50歳〜59歳)でグランプリを獲得した。以降も挑戦を続け、昨年2023年までに3年連続でモデルジャパン同クラスで日本大会ファイナリストに選出されている。

ボディメイク歴6年の間には、目標と真摯に向き合いすぎる余り「筋トレやランニングを頑張りすぎて頸椎ヘルニア、変形性膝関節症に」なってしまったことも。過去の失敗を糧に、今は自分の身体をいたわるフィットネスライフを心掛けている。

「トレーニングでこだわっているのは、筋トレ、サーキットトレーニングをバランス良くやること。重さを重視しないこと。また、腸活講師をしているので、食事面でもバランス良く発酵食を取り入れることと、ご飯は抜かず必ず食べるようにしています」

さまざまな経験を通して気づいたのは「好い加減」(世間の常識や 良い悪い ではなく 自分の好きな 自分だけの 好い加減)の大事さ。

「やりすぎも、やりなさすぎも、“極端”は疲れる。水を与えすぎると根腐れする。まったく与えないと枯れる。自然はそれを知っている。季節が来るとちゃんと花を咲かせる。自然が一番だな」最近、心からそう思う日が増えている。

筋トレを始めてから、目指すものに向けて諦めないことや我慢することが苦ではなくなり、身体だけでなく心も強くなったと実感している。目標は「モデルジャパン日本大会でのグランプリ」と「一生美しく生きる」こと。

「目標がはっきりしていれば、年齢にとらわれず進化できます。私が証明です。還暦になったとき、胸を張ってそう言えるように頑張ります」

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取材:FITNESS LOVE編集部 写真提供:伊藤ゆみ

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