ボディコンテストを観戦して憧れ、その気持ちに素直にしたがってコンテスト出場を決め、コンテスト出場を満喫している人がいる。サマースタイル・アワードで活躍中の上山徳菜(うえやま・あつな/27)さんだ。上山さんはかつて憧れたように、自身もステージでキラキラと輝くことができたのだろうか。デビュー戦のときの話を聞いた。
2020年、 仕事のストレス発散の目的でトレーニングを始めた上山さんは、その年の秋、サマー・スタイル・アワード福岡大会を観戦した。
「あんな風になりたいと思った!!」
よほど強烈なインパクトだったに違いない。この観戦がきっかけで上山さんはコンテストに出場することを決めたそうだ。
デビュー戦は、2022年のサマー・スタイル・アワード九州大会だった。
「周りがみんなキラキラして見えて、自分がすごくちっぽけに見えました」という上山さんだが、すぐに気持ちを切り替えることができたようだ。
「これまでやってきたトレーニングや減量、ポージング練習など誰にも負けない自信があったので、控え室で緊張しながらもそれらの日々を思い出しながら過ごしました」
コンテスト出場を決めてからデビュー戦まで2年かけて、必要な準備をコツコツと進めてきたことがうかがえる。それだけの準備をして臨んだデビュー戦、ステージではどうだったのだろうか。
「ステージはとても楽しくて一瞬でした。緊張ももちろんありましたが、たくさんの観客の前でこれまでの努力が表れている自分の身体を披露し、評価してもらえるのが楽しくて仕方がなかったです」
もちろん、まったく失敗がなかったわけではない。
「イヤリングがポージング中に取れてしまいました」
アクシデントも吹き飛ばして、デビュー戦のビューティーフィットネスモデル部門ショートクラスで優勝し、プロカードを獲得した上山さんにコンテストに出て良かったことを聞いた。
「少しだけ自分に自信がつきました。仕事などで人前に出るのも『コンテストに比べたら人少ないから大丈夫』と思うと気が楽です!」
上山さんにコンテストデビューする人へのアドバイスをもらった。
「挫けそうになったらステージでキラキラ輝く自分の姿を想像してほしいです!」
コンテストだけでなく、人生のアドバイスにもなりそうな答えだ。
取材:あまのともこ 写真提供:上山徳菜
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