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69歳が女子フィジークで筋肉美を披露 67歳でコンテストに向けた筋トレ開始

山田尚子選手5月3日(金・祝)、東京都・北とぴあで『第32回東京ノービスボディビル選手権大会』が開催され、女子フィジークの部に山田尚子(やまだ・なおこ/69)選手が出場。惜しくも上位6名の決勝進出は逃したものの、69歳とは思えない引き締まった身体をステージ上で披露した。

【大会写真】「69歳とは思えない!」山田尚子選手の締まった筋肉&背中もすごい!

山田選手がジムに通い始めたのは今から約40年前。それから時が経ち、2年前の67歳のときにボディコンテストの登竜門・マッスルゲートへの出場を決意した。

「日々を過ごす中で、緊張感というものを忘れていたから出場を決めました。2年前に『ボディビルだったら、もしかしたらやりがいがあるかもな』と感じたんです。もうこの歳でビキニは無理ですが(笑)、女子フィジークであればいけるだろうと」

山田選手は「大会に出たときの緊張感もありますし、何としてでもトレーニングを継続するんだ、という緊張感も感じるんです」と語った。67歳から本格的にコンテストに向けたトレーニングを開始し、それを現在は週5、6回ほどジムに通っているという。恐ろしいほどのバイタリティの持ち主だ。

「もう69歳、来月には70歳になるのですが、絶対にトレーニングを続け、途中でくじけないように日々意識して生活しています。歳を取るにつれ身体はしんどくなりますが、続けることが大切なんだろうなと感じているんです」

「日々の緊張感を忘れたくない」。その想いで山田選手は仕事をしながら日々ジム通いを続けていた。だが、人は往々にして楽な方へと流れたくなるもの。69歳にして大会に向けたトレーニングを継続する山田選手の強い気持ちの源泉は、山田選手が従事する「外国にルーツがある子どもたちの学習支援」にあった。

「活動を始めたきっかけとして、以前ネパールに行った際、『日本に行きたい!』と何度も言っていた荷物持ちの子どもがいたのですが、その子が仕事の休み時間にも一所懸命に『あ・い・う・え・お』と手を使って日本語の練習をしている姿を見て、“本当に日本に行きたい!”という強く熱い気持ちを感じたんです。こういった子どもたちを何とかして助けたいと感じ、ちょうど立ち上げ時期だったNPO法人の多文化共生センター東京で活動を始めました」

「日本で教育を受けたい子どもたちに、絶対に嫌な気持ちはさせたくなかったんです」と語った山田選手。ボディコンテストも、このときと同じように一所懸命にやれるかもしれない、と魅力を感じたそうだ。それが日々のジム通いを支えるものなのだという。

山田選手は最後に、継続で大事なことは「気負いすぎないこと」と教えてくれた。

「やはり歳の影響もあり、十分に満足いくトレーニングが毎回できるわけではないのですが、調子が悪いのに無理をしてジムに行くのではなく、『自分の状態を、自分によく聞く』といいと思います。素直に自分の感覚に従って、適度に休養を入れつつ過ごすといいと思いますよ」

歳を重ねるにつれ、だんだん日々の生活に慣れ切ってしまい、どんどん心も身体も老いていく人は多い。山田選手の、70歳近くになっても若々しい心身の秘訣は、「緊張感」を楽しむ日常にあるのだろう。

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取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中島康介

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