“誰でも参加できるコンテスト”のキャッチフレーズの通り、初心者の登竜門として人気の『マッスルゲート』。
なかでも、ふだんのジムワークに近いレギンス&スポーツブラ姿でチャレンジできる「ウーマンズレギンス®」は、2021年創設と日が浅いにも関わらず、今や女性カテゴリーでナンバーワンの人気を博し、翌年にはよりハードにトレーニングを行う選手のための新カテゴリー「ウーマンズレギンスフィットネス」も誕生している。
【写真】宮本ナミさんのボコボコした逆三角形の背中&25歳70kgのとき
このウーマンズレギンスで昨年デビューを果たし、6月の四国大会では年齢別(50歳以下級)と身長別(163cm以下級)共に準優勝、8月の神戸大会では年齢別(50歳以下級)で準優勝、身長別(163cm以下級)で3位に入賞。今シーズンは全国レベルでの上位入賞を狙う宮本ナミ(みやもと・なみ/42)さんに、ボディメイクのきっかけやトレーニング事情を聞いた。
「筋トレを始めたきっかけはコロナ太り」という人はとても多く、宮本さんもまさにそんな一人。「コロナ禍で太り始め、自分の中で『少しポヨポヨしてきたな』と感じるようになって」、2022年の6月から筋トレを開始した。ただ、もともと運動不足というわけではなかったのだという。
「そもそもフィットネス歴は16年。でも、エアロビクスなどのスタジオプログラムがメインで運動していました。コロナ太りをきっかけに『有酸素のみでは痩せられない』ということにも気がつきました」
26歳から継続しているフィットネス生活は、有酸素に筋トレが加わることで、心身ともに充実度が増しているそう。
「学生時代は何でもすぐ諦めて中途半端になり、挫折ばかりでしたが、16年前フィットネスに出会い、3年前から取り組んでいる筋トレも楽しくなり、継続もでき、もはや日常化されてしまっています」
現在は週5日のジムワークと月に2回のパーソナルトレーニングを両立させ、コンテストを目標にボディメイクを行っている。仕事でもダブルワークを行っているという宮本さんだけに、「疲れを残さない」ことがトレーニングの鉄則だ。
「翌日に疲労感が溜まらないよう、基本的に1日のトレーニングで全身法はやりません。超回復も考えながら、週5で各部位をローテーションで繰り返しています。1回のトレーニングでは3〜4種目×5セットが基本ですね。食事に関しては、ボディメイクを始めてからずっとローファットを続けています。平日は脂質をなるべく下げ、週末は少し上げる程度の食事法で、疲れを感じたらハイカーボを入れるようにしています」
3年間の筋トレ継続で、特に進化を実感しているのが「背中」なのだそう。
「逆三角形になり、見た目も褒められます。背中のトレーニングは週2回は確保していて、ラットプルダウンとデッドリフトは自主トレで1人でも追い込めるようになりました。パーソナルトレーナーの方が的確に指導してくださったお陰です!」
長いフィットネスライフで運動が習慣化できていることに加え、プロの指導により正しいやり方、正しいフォームで効率よく効かせたい部位に刺激を与えられていることも、短期間で「レギンスとスポブラが似合う健康美」を手に入れた理由だろう。
「2023年はウーマンズレギンスのみ出場しておりましたが、結果を受け筋肉量が高いとのことでした。この6月に行われる四国大会では、引き続きウーマンズレギンスと筋量を増やし、カテゴリアップでレギンスフィットネスにエントリーします。今は6月1日に行われる四国大会での優勝を目指して頑張っている最中。そして、優勝者しかエントリーできない12月の『ゴールドジムJAPAN CUP』の切符も手に入れたいです」
筋トレ継続の秘訣を聞くと、「40代でもカッコいい内面と体型維持と、ご褒美で美味しい物が食べられるために(笑)」との答え。飾らないチャーミングな人柄も、ステージ上の彼女を一層輝かせてくれそうだ。
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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介 写真提供:宮本ナミ