マッスルゲート選手 コンテスト

30歳・元バレリーナが初コンテストで優勝 「もっと筋量を増やしたい」

中嶋莉沙さん筋トレをきっかけに食事も仕事も気持ちも一変したという選手がいる。デビュー戦のマッスルゲート大阪のボディフィットネス部門で優勝した中嶋莉沙(なかじま・りさ/30)さんだ。筋トレを始めてから大会まで、激動の日々について話を聞いた。

【写真】中嶋莉沙さんのメリハリで魅せる後ろ姿

中嶋さんは6歳から18歳までクラシックバレエを続けていたが、その後特に運動はしていなかった。筋トレを始めたのは3年ほど前、コロナ禍で時間ができたことがきっかけだった。

「週1,2回くらいの無理のない範囲でトレーニングを始めました」

しかし実際にトレーニングを始めてみると、「無理のない範囲で……」という気持ちに変化が出てきたそうだ。

「トレーニングに2年程ハマり、気づいたら食事も意識するようになり、カロリーゼロ・糖類ゼロの植物由来の甘味料『ラカント』の存在を知りました。前職は大学職員でやりがいも感じていましたが、世界中の人々の健康を支えたいと思うようになり、縁あってラカントを取り扱うサラヤに転職しました」

1年前に転職し、現在は海外事業本部でラカントのマーケティング活動を行っているという中嶋さん。転職に続いて、去年の秋、今度は大会に出ることを決意することになる。ボディビル競技者の彼と相談するうち、ボディフィットネスに興味を持ったのだ。

「大谷美咲選手(ボディフィットネス世界チャンピオン)がかっこいいと思いました」

2月から減量開始。減量幅は約5kg。ここで思わぬアクシデントがあった。

「減量開始してすぐに何度か肩を痛めてしまい、しばらく肩のトレーニングが思うように出来ず、大会までの期間が限られていて焦る気持ちがありました」

励ましてくれたのはもちろん彼だった。

「彼からは、『怪我したときこそチャンスだよ』と言われ、フォームを考えながら丁寧に動かすことを学ぶ良い機会になりました」

自社商品ラカントやカロリーゼロ飴で減量も乗り切った中嶋さん。実は背中に約30cmの手術痕がある。中嶋さんは小学生のころから側弯症を患っておりバレエをやめたタイミングで手術をしたのだ。ビキニを着ることに抵抗はなかったのだろうか。

「トレーニングを始める前までは、背中が見えるような服はあまり着ないようにしていましたが、トレーニングを始めて身体が変わっていく中で、自分に自信が持てるようになり、今では手術痕も全く気にならなくなりました」

目の前のことにいつも一生懸命、前向きに取り組んでいる中嶋さんに今後の目標を聞いた。

「これからはトレーニングの質を高めていきたいです。全体的にもっと筋量を増やして、きれいなアウトラインが作れるようになりたいです」

次戦はJBBF京都オープン大会に出場予定。さらに完成度を高めた姿に期待したい。

次ページ:中嶋莉沙さんのメリハリで魅せる後ろ姿

取材:あまのともこ 撮影:上村倫代

-マッスルゲート選手, コンテスト
-,

次のページへ >




佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手