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砂時計ボディで魅せた43歳 筋トレ歴2年半でコンテスト優勝

小西玲子さん第6回京都府ビキニフィットネスオープン大会(6月9日開催)163cm以下級で、初出場の小西玲子(こにし・れいこ/43)さんが優勝し、併せて審査員特別賞(MVP)も受賞した。「いつかは世界に挑戦したい」という小西さんの競技人生が始まった。

【写真】小西玲子さんの砂時計ボディ

小学生のとき4年間水泳をしていた以外は特にスポーツ経験のなかった小西さんが筋トレを始めたのは2年半前。

「40代に入り、なんとなく身体が全体的にだるかったり、頭痛や肩こりが頻繁に起こったりするようになり、運動したほうがいいかな、と思いました。腰痛持ちなので、自己流でやるより、正しいトレーニング方法を習得しようと近所のパーソナルジムに入会しました」

2022年の冬、トレーナーから声をかけられた。

「『小西さん、骨格がビキニに向いているから大会に出てみませんか?』、とお声がけいただきました」

小西さんは1年悩んだそうだ。

「出場を決断した理由は2つあります。まず、2023年の兵庫県オープン大会を観戦したとき、出場選手がとても生き生きと楽しそうにしているのが印象的でした。みなさん華やかでありながら、かっこいい身体で自分もあんな身体になりたいと思いました。また、私はあがり症で、プレゼンなどでいつも自分の納得のいかないことが多かったので、大会に出場することで人前に出やすくなればいいなと思いました」

競技を始めたことで、よかった点は?

「肩幅が身体に対して広いのがコンプレックスだったのですが、逆にそれを活かせる競技に出会え、自分の体型にも自信が持てるようになりました。減量は欲望との戦いでしたが、自分に向き合う良い期間でした」

こうして出場した大会で最高の結果を得ることができた小西さん。

「今まで何かで1位を獲った経験がなかったので、とても良い経験になりました。初挑戦で、オール1位票での身長別優勝と、審査員特別賞もいただけたことには非常に驚きました。正直信じられず、自分の気持ちが追いつきませんでした」

小西さんは大会に出場して気づいたことがあるそうだ。

「大会を通して幅広い年齢の方々と知り合うことで、ボディメイクは他競技と異なり何歳からでも始められ、上位に行くのにも年齢や経験年数は関係ない夢のある競技だなと思いました」

オープン大会で優勝したことで、このあとには大きな大会が控えている。

「2024年度は、オールジャパンに出場します。厳しい戦いになるとは思いますが、今の自分にできる最大限の努力をして臨みたいです。今後の目標としては、いつか世界に挑戦したいです」

オールジャパンに向けて改善したいところはどんな点だろうか。

「身体作りはまだまだ課題が山盛りです。今回の大会では絞りがまだまだ甘かったと思いますし、筋肉量も不足しています。特に強化したいのは下半身です。これからも週2回の脚トレで筋肉を大きくしていきたいです」

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取材:あまのともこ 写真提供:小西玲子 

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佐藤奈々子選手
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