ボディコンテストで活躍する選手を取材する当メディアの投稿型企画「私のコンテストデビュー戦」。本企画では、現在コンテストで活躍している選手に自身初コンテストを振り返ってもらい、その上でこれからコンテストデビューを考えている人へのアドバイスを語ってもらった。
【写真】トレーナー、ポージング講師としても活躍する飯田真優さん
「元々ネガティブな性格で、自分の体型には自信がありませんでした。でもそんな自分を変えたくて、初心者でも出場できるコンテストを目標にトレーニングを続けました」
飯田真優さん(いいだ・まゆ/22)さんが初めてコンテストに出場したのは、2024年の『APF WEST JAPAN CHAMPIONSHIP』。
スキニージーンズとハイヒールを着用した女性的な曲線美を競うスキニーファッショニスタ部門で優勝。
さらに、フィットネスウエアとスニーカーによる女性的な健康美のトータルバランスが求められるウィメンズフィットウエアモデルで2位になった。
「まさかデビュー戦でこのような結果をいただけるとは思ってもいませんでした。面識のない方からも応援していただけて嬉しかったことを鮮明に覚えています。自分にも少し自信がもてるようになったので、これからも競技に挑戦していきたいと思っています」
飯田さんは学生のころからトレーニング始めたが、長続きせず何度も断念。なかなか変わらない自分の身体に嫌気がさしてきた頃に、コンテスト出場という目標を掲げた。
初出場で2カテゴリにエントリーという強行スケジュールで、当日はヒールで廊下を走り回るなど慌ただしい1日だったと話すが、大会をきっかけに夢も持てたという。
「コンテストで日本一になりたいのはもちろんですが、競技者としてだけではなく、トレーナーやポージング講師としてコンテストに挑戦する人に夢や希望を与えられる存在になりたいと思っています」
「まだ選手としては1年目ですが、最年少で大会のポージング公認講師にもなることもできました。この結果は挑戦したからこそのものだと思っており、それが誰かの勇気になればうれしいです」
大勢の人前で自分を表現することで自信がもてるようになり、その経験が人生の転機になる人も多い。飯田さんの描く夢が、また誰かの背中を押すきっかけになり、さらに多くの人がフィットネスで光輝いてほしいと願う。
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文:林健太 写真提供:飯田真優
パーソナルトレーナー、専門学校講師、ライティングなど幅広く活動するマルチフィットネストレーナー。マッスルゲートにも出場経験あり。