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「本当に40歳?」華やかでハリのあるスリムボディで日本準グランプリ 3児のシングルマザーが挑戦する理由「まだまだ輝いてもいい」

コンテスト歴わずか2年目で日本トップクラスに上り詰めたモデルボディは、シングルマザーとして3人の子どもを育てながら大黒柱を担う日常を送る中で作られていた。昨年11月23日、東京都墨田区の両国国技館で開催された『モデル・ジャパン2025日本大会』(ベストボディジャパン主催)のウーマンズクラス(40歳〜49歳)で、松本知美(まつもと・ともみ/40)さんが準グランプリを獲得した。

【写真】松本知美さんの華やかなでスリムながら曲線が印象的なバックポーズを含む6枚

松本知美さん

「(準グランプリという順位に)喜びはありつつ、今はあと一歩で日本一だったのかという悔しい思いにじわじわと変わりつつあります」

好成績を残しながらの複雑な心境には、大会出場に掛けてきた思いの強さが表れる。一家を支えながら母親として奔走する日々のなか、なぜ、コンテスト出場を続けるのかを聞いた。

失いかけていた「本当の自分」

松本さんはスリムで美しいボディラインと、華やかな容姿で大会を席巻。2024年、初出場の名古屋大会での優勝を皮切りに、2025年には日本大会準グランプリへと駆け上がった。

躍進の要因となった美しい肉体美とパフォーマンス力は、小中高と打ち込んだ運動歴、モデル事務所に所属していた過去、10年以上前からのウエイトトレーニング歴で培われたものだ。それらがステージで花開いたのは、離婚という転機も大きく関わっている。

「結婚生活中は、ほぼ専業主婦として家事育児に奮闘していたので、家庭が居場所の全てでした。どんどん自分が閉鎖的になり、美を保ち続ける意識も無くなっていくのを感じていました」

松本さんは「昨年、コンテストに出場するようになり、本当の自分を思い出した気がします」と自身を振り返る。

「私は閉鎖的な環境で生きるのではなく、華やかな世界に挑戦するのが好きで、まだまだ輝いてもいいのだと自信がつきました。仕事を通じて一家を支えていく覚悟と責任感を持ちつつ、コンテストを通じて自分を磨く喜びを感じています」

今の生活は、「とにかく24時間では足りない」。それでも、子どもの習い事への送迎の合間をトレーニングに充てるなど工夫を続け、今後もコンテストに臨みたいという。また、時間効率を考えて、パーソナルジムから24時間ジムに切り替えた。専属のトレーナーの協力で、ボディメイクの知識を深めている。

「人生の大きな転機を乗り越えてから、疲れることはあっても、ストレスは今は感じていません。『私にストレスという概念はない』と自分に言い聞かせながら、起きている事実に振り回されるのではなく、前を向いて努力することに意識を集中しています」

松本さんがステージを生き生きと舞う姿は、「自分らしく生きること」がもたらす楽しさや可能性を感じさせてくれる。

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取材・文:にしかわ花 撮影:高坂裕希

執筆者:にしかわ花
『月刊IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』『Womans'SHAPE』寄稿。記者・ライター、メディアプランナー、エッセイスト。

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