マッスルゲート選手 コンテスト

「容姿のことでいじめを受けていた」ネガティブだった自分を筋トレが変えてコンテスト優勝

5月10日(日)に開催された『マッスルゲート愛知春季大会』のウーマンズウェルネス一般の部で優勝を手にしたのは、新藤紗弥香(しんどう・さやか/43)さんだ。現在は堂々とステージに立つ新藤さんだが、筋トレを始める前は、自分に自信を持てずにいたという。

【写真】新藤紗弥香さんの得意部位である脚で魅せるバックポーズ

容姿のことでいじめられていた過去

「小学生の頃から容姿のことでいじめを受けたり、からかわれたりしていました。学生時代も社会人になってからも、正直あまり良い思い出はなくて……。ずっと自分に自信がなく、オシャレも楽しみきれず、ネガティブの塊みたいだったと思います」

そんな新藤さんが本格的に身体と向き合うようになったきっかけは、父親の入院だった。

「父が倒れて寝たきりになってしまったんです。釣りやキノコ採りが好きで、休日は朝から出かけていた父が、少しずつ動けなくなっていく姿を見て、すごく切なかったです。同時に、“明日、自分が同じようにならない保証はないんだ”とも感じました。それをきっかけに、健康でいられることの大切さを強く意識するようになり、トレーニングにも真剣に取り組むようになりました」

身体が変わっていくにつれ、心にも変化が生まれていったという。

「もともと自分のことがあまり好きではなかったんですが、トレーニングを続けていけば、新しい自分に出会えるかもしれないと思うようになりました。せっかくなら大会にも挑戦してみたいと思ったんです」

今大会では、得意部位である脚をしっかりとアピールした。

「大腿四頭筋はレッグエクステンションやハックスクワット、足幅を狭めたスクワットを中心に行っていました。45度レッグプレスでは前ももだけでなく、お尻やハムストリングにも入るよう意識しています。重量を追うというより、ポージングを意識した身体の使い方を大切にしていました」

さらに、お尻やハムストリング強化のため、バックエクステンションやブルガリアンスクワットも取り入れていたという。

ただメニューをこなすのではなく、“どう身体を使うか”まで意識して積み重ねてきたことが、今回の優勝につながったのだろう。

この記事が、誰かの“やってみよう”のきっかけになったらうれしい

「結果を受け、メダルを頂けたこと、そしてゴールドジムジャパンカップへの切符を頂けたことを本当に光栄に思っています!JBBFオールジャパンウェルネスチャンピオンシップにも初挑戦します!」

競技を始めたのは40歳を過ぎてからで、現在は競技生活2年目。

「まだ分からないこともたくさんあります。でも、トレーニングや食事を整えることで、今が人生で一番毎日を楽しめていると感じています。辛いこともありますが、それも経験として前向きに受け止められるようになりました」

最後に、新藤さんは読者へこんなメッセージを送ってくれた。

「何歳からでも挑戦できるし、遅いなんてことはないと思っています。大会に出なくても、少し身体を動かしたり、食事を整えたりするだけで、気持ちが前向きになることもあると思うんです。この記事が、誰かの“やってみよう”のきっかけになったらうれしいです」

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

執筆者:佐藤佑樹
主にFITNESS LOVEで執筆中。自身も大会へ出場するなどボディメイクに励んでいる。料理も好きで、いかに鶏胸肉を美味しく食べるかを研究中。

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取材・文:佐藤佑樹 撮影:中島康介

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