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肉体美を持つ52歳のチャンピオンは、とある世界大会にも出るために“二足のわらじ”で勝負をしていた

11月7日(日)、北の大地・北海道は札幌の共済ホールにて『マッスルゲート札幌大会』が行われた。本大会は昨年と同じ会場で催されたが、エントリー数は昨年の2倍となり、出場した選手も今年の各マッスルゲートの中では1、2を争うハイレベルな闘いを展開し、11月27日(土)~28日(日)に行われる『JAPAN CUP』へエントリーする選手も多数おり、その前哨戦としては非常に見応えのあるものだった。今回その中でも一際仕上がりが良く、チャンピオンの風格を感じれた、ボディビルマスターズ優勝、ボディビル70kg以下級で準優勝した、“二足のわらじ”を履くとある選手に迫った。

52歳とは思えない見事な肉体美

▶︎52歳とは思えない見事な肉体美

「僕はトレーニングを5年前から始めて、ボディビル歴は3~4年になります。それまでは、空手を社会人になってから始めてずっとやっていました。空手では、正道会館の大会にも出たりしていましたね。そこからボディビルにのめり込んだ理由は、仕事で接骨院をやっていまして、それのためになればなと思っていました。ボディビルをやることで心身ともに健康になるんですよということを、僕のお客様にお伝えできています」

こう語るのは、茨城県内で柔道製復士として整骨院を開いている52歳の飯塚勝美選手。まだトレーニング歴は5年だが、今年はマッスルゲート北陸大会でも同カテゴリーで優勝し、さらには茨城県ボディビル連盟主催の『茨城県男子ボディビル選手権』でも優勝した。ボディビル選手としてはまだ歴の浅い選手だが、若い選手を差し置いて優勝するという実力を持っている。

「今回の札幌大会のコンディションは個人的には良くなかったと思っていました。理由としては、僕は他にウエイトリフティング競技をやっているのですが、来年世界大会があるんですね。それの出場権を獲るために、ボディビルのトレーニングから3週間程離れたんです。無事に世界大会の出場権は獲れましたが、そんなこともあって、思っていたコンディションだはなかったと思いました。今は、今月の末にはJAPAN CUPがあり、出る予定ですので、それまで調整を頑張ります!」

飯塚選手は来年、日本マスターズや日本クラス別にチャレンジしたいとも話し、今後の意気込みも伝えていただいた。

「僕にとってボディビルはライフスタイルの一つなので、生涯続けられたらと思っています」

50歳手前からトレーニングを始めても、年齢は関係なしに成長できる姿を観客や審査員に見せた飯塚選手の、これからの活躍に期待がかかる。

取材:FITNESS LOVE編集部 写真:中島康介

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