初心者の登竜門として2017年から全国各地で行われている『マッスルゲート』の各地方大会の上位入賞者たちが集結する『ゴールドジムジャパンカップ』が、2021年11月27日（土）、28日（日）と2日間にわたり開催された。ダイエット目的でトレーニングを始め、女性のボディビル競技「ウーマンズフィジーク」に出場した佐藤奈々子選手。普段はIT企業で働き、残業は当たり前という多忙な仕事をこなす一方で時間を見つけながらトレーニングに励んだ。ステージでは残念ながらメダルを獲得することはできなかったが、2021年は数々のコンテストに出場しメダルを獲得した。そんな佐藤選手にトレーニングのこだわりなど話を聞いた。
ダイエット目的で始めた筋トレを続けた結果
佐藤奈々子選手
――まずはトレーニングを始めたきっかけから教えてください。
「ダイエット目的で始めました。三日坊主を防ぐためにパーソナルトレーニングジムに入会したのがスタートです」
――そこから大会出場を目指すように？
「2021年は減量期の後半期から調子が良くなったので、大会シーズンを延長しようと思い、出場しました」
――トレーニングのメニューはどのように行っていますか？
「スクワット、ベンチプレス、懸垂を中心にトレーニングしてます。ゴールドジムJAPAN CUPに向けても普段と同じトレーニングで、特に変えていません」
――トレーニングで辛かった経験などありますか。
「常に期限に追われた仕事をしてるので残業が当たり前になっています。そのため、日々のトレーニング時間を確保することが一番の課題で、毎週、『今週はちゃんとトレーニングできるだろうか？』と不安です。それでも、所属ジムが24時間使えることとテレワークを活用して、時間と体調のコントロールをして出場することができました。ジムの皆さんとの会話がやる気を継続させてくれたお陰です」
――トレーニングをしていて良かったと感じることはありますか？
「コンプレックスの塊から少し脱却できたことです」
――普段から食事なども工夫していますか？
「無理せず、できるだけ自炊をするようにしています」
――大会に出場して得られたものはありますか？
「多くの方に観に来ていただき、普段出ている大会より多くのフィードバックをいただけたのが良かったです」
――最後に2022年の大会目標を教えてください。
「きっちり仕上げて、１つでも多くタイトル獲れると良いです。そして日本選手権入賞したいです」
（取材・文：FITNESSLOVE編集部 写真：中島康介）
