2月13日(日)、今年初となるビッグコンテスト『マッスルコンテスト東京』が、ゴールドジム主催のマッスルゲート神奈川とともに開催された。今大会では、ボディビル、クラシックフィジーク、メンズフィジーク、女子フィジーク、フィギュア、ビキニの6カテゴリーが行われ、それぞれに大きな筋肉を持つ、ボディビルの本場アメリカでも活躍の期待できる選手が多数出場した。
ビキニカテゴリーでは、“奇跡の52歳”と称される日本を代表するビキニアスリート・三船麻里子選手が出場し、数々の大会で優勝してきた貫禄を見せたが、ここに新たな刺客が現れた。それは競技歴約1年目の福島あゆみ選手だ。福島選手は今大会、ビキニでオーバーオールを獲得。次なる目標は、『マッスルコンテストジャパン』に出場し、プロカードの獲得。
【写真】新たな刺客!美尻ボディを披露し総合優勝に輝いた福島あゆみ選手
「オーバーオールを獲れて、本当に嬉しいの一言です。今大会に向けて、1カ月前から調整(減量)を始めたんです。今までトレーニングしてきたことと、教えていただいているトレーナーの方からみっちり追い込んでいただいたので、短期間で仕上げることができました。次のマッスルコンテストジャパンまでに、いくつか大会を挟みつつさらなる仕上がりを目指していけたら良いなと思っています」
こう取材に答えた福島選手は、現役のフィットネスモデルとして、多方面で活動している。
Instagramのフォロワーは約26万人というところからも、彼女の活躍ぶりは伺えるが、もともとはビキニアスリートや、フィットネス選手のように絞れた身体を目指していたのではなく、ほどよく脂肪もある、かつ筋肉が発達した女性を目指していた。彼女自身はいわゆる“自己満”で鍛えていたそうだ。
しかし、2021年に目標を失った。そのときをきっかけに出会ったトレーナーにビキニの大会に出ることを勧められた。
「トレーナーの方に勧められて取り組んでみたら、競技にはまっていきました。それが今の結果に繋がって良かったです。キラキラなビキニを着てステージに立っている方たちを見て、私もこうなりたいと思えたことが実現できました」
さらに、今後の豊富を語った。
「何年もトレーニングをしてきましたが、まだまだ知識が足りないので、大会やトレーニングを重ねて、自分のジムを持ってパーソナルトレーナーとしても活躍したいと思っています」
自己満足から始まったトレーニングが、今日では福島選手の今大会の結果に繋がっていることは言うまでもなく、それは彼女自身が努力した結果が現れたこと。しかし、誰しもほんの少しだけ目標を失うときは存在する。そんなとき、自ずと周りからヒントが来るのだと感じさせてくれたインタビューとなった。
取材・文:FITNESS LOVE編集部
撮影:中島康介