優しい表情から想像できない瞬発力を放つ舩木選手
2月13日(日)、神奈川県川崎市のかるっつかわさきにて、『マッスルゲート神奈川・アームレスリングトーナメント』が開催された。今大会では、様々な年齢層の選手や、すごい腕を持つ男女それぞれの選手が集まり、会場の興奮は最高潮に達していた。今回ここで取材したのは、普段は会社で力を使うことのない男性だ。しかし、いざアームレスリングとなると、その爆裂的なパワーが炸裂。また、その優しい表情からは想像できないような力とギャップを持っている、Bクラス75㎏超級ライトハンド優勝・舩木彰也選手だ。
取材・文：FITNESS LOVE編集部 撮影：舟橋 賢
「筋トレは練習後に行い、練習前の2日は身体を休ませるようにしています」
ーー今回の優勝の感想は？
舩木 素直に優勝出来て嬉しいです。本大会を運営していただいた方々、誠にありがとうございました。
ーーアームレスリングをはじめたきっかけとは？
舩木 きっかけの一つは、会社の腕相撲大会で優勝したいという思いから、たまたま近くにあったアームレスリング道場に訪れた事です。その後、会社の腕相撲大会で優勝する事ができ、満足したため1年以上練習には現れませんでした。気が向いた頃に再び練習に参加し、本気でアームレスリングと向き合う事に決めました。
ーー今回のアームレスリングトーナメントに出場した理由は？
舩木 今年を占う最初の大会として、昨年ビギナーでアームレスラーとして初出場させていただいた本大会で、今年は1つ上のクラスで結果を出したかったからです。
ーーアームレスリングをしていてよかったこととは。
舩木 自身の人生において、やりがいを作る事が出来たと考えられます。アームレスリングに出会っていなければ、仕事だけの人生になっていたと思います。また、周りから応援される事が多くなりました。
ーー普段の仕事と行っている競技の両立についてはどうでしょうか。
舩木 私は某企業で品質管理の仕事をしており、基本的には筋力を使うことはありません。そのため、筋肉を休ませる事ができるという利点がございます。最近はコロナの影響で現場の出勤停止者が出てきているため、代わりに現場で力仕事をする事もあります。
ーー練習、食事に対するこだわりを教えて下さい。
舩木 練習では、ただ楽しむ事を考えております。こだわりとして筋トレは練習後に行い、練習前の2日は身体を休ませるようにしています。食事は、好きなものを好きなだけ食べています。
ーー腕の太さ(cm)を教えて下さい。
舩木 右が前腕33㎝、上腕38㎝。左が前腕31㎝、上腕37㎝です。
ーー左右差はできたんでしょうか？ また、それに対して何か対処法はあったのでしょうか。
舩木 バランス良く鍛えているつもりではありますが、右の方が太くなっています。特に対処はしていません。
ーー最後に今後の目標を教えてください。
舩木 一番は全日本で優勝する事ですが、まだまだ実力が伴っていないので、徐々に強くなれるように努力します。身体的には体脂肪率がかなり高いので、いつかムキムキになれるように頑張ります。
