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東京大会のモノキニ女王はS字ラインとバックポーズで観客を魅了

ボディコンテストの中でも、自由度の高いポージングなどのエンターテインメント性と出場者への手厚いサポートが人気の『Super Body Contest(SBC)』。その2022年度東京大会である『TOKYO 07』が8月21日(日)、東京・サンパール荒川にて開催され、「SBC MONOKINI(モノキニ)」部門では、MONARCHクラス(女子40歳~年齢無制限)で高久あゆみ選手が優勝を果たした。

【写真】高久あゆみ選手のバックポーズ含むS字ボディ

SBCでは基幹部門である「SBC」、SBCよりスリムなボディラインを重視した「TREND」という2つの主要部門があるが、参加者のすそ野を広げるべく今年から新部門が続々誕生している。今大会でも6部門に延べ80名がエントリーし、筋肉美や健康美、また表現力を競い合った。

ワンピース水着のモノキニビキニを着用し、身体のアウトラインとトレーニングされた雰囲気・ボディを競い合う「SBC MONOKINI」も今年から本格スタートした新部門の一つだが、高久さんは部門新設が発表された段階から、このカテゴリーに照準を定めていたという。

「私の場合、SBC部門では少し筋肉や肩(のボリューム)が足りない、でもTREND部門になると、今度は骨格的に大きすぎると言われることが多く、自分に合うカテゴリーを模索していました。そこへ、ちょうど中間くらいのMONOKINIができると聞いて、『頑張ったら何かあるかも……』と。そこからは、MONOKINIに合わせた、MONOKINIで勝てるような身体づくりをしてきたので、今回勝てたことはとても嬉しいです」

SBCとTRENDの中間ほどの筋量を目指す傍ら、肩幅からウエストにかけてのくびれ、腰からヒップラインにかけての美しいS字ライン、引き締まった脚線美など、専属のトレーナーからトレーニングや食事の指導も受けながら、モノキニが似合う究極のボディを目指した。

「普段は週5日、デスクワークをしています。トレーナーさんに課題をいただいたら、次のトレーニングまでに自分の知識の範囲でその課題に取り組みクリアしていくなど、今大会に合わせてトレーニングと食事の両面でかなり緻密に、計画的に身体づくりを進めてきました」

ステージでは長い手足や丸みのある女性らしいヒップラインをアピールした優美なポージングで観客を魅了したが「最初のステージでは笑顔がまったく出ないくらい緊張していました(苦笑)。実は、身体が硬くてポージングが苦手だったのですが、今回に向けてきれいに魅せるポージングを一から教わりました。その成果が出ていたとしたら嬉しいですね」

努力が実り、見事500点満点でMONOKINI東京女王となった高久選手は、ダブルエントリーしたSBC MONARCHクラスでも満点をゲット。大きな自信を得て年末のFINALに臨むこととなる。

「トレーニングをしている以上、筋肉はどんどん大きくしていきたいので、最終的にはSBCカテゴリーで戦える身体になれたら嬉しいと思いますが、今は自分のジャストサイズであるMONOKINIを極め、コスチュームを美しく着こなせる身体づくりをしていきたいと思っています」

取材:藤村幸代 撮影:田中郁衣

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執筆者:藤村幸代
スポーツとカラダづくりを中心にカルチャー、ライフ、教育など多分野で執筆、書籍構成・プロデュースを行っている。神奈川県横須賀市出身、三浦市在住

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