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これが日本フィジーク最高のVシェイプだ!スポルテックカップ優勝の木村拳太がオールジャパンに挑む

日本のメンズフィジーク階級別の頂点を決める「オールジャパン フィットネス チャンピオンシップス2022」がいよいよ迫ってきた。今大会で注目されるのは、7月に開催された「SPORTEC CUP」で優勝した木村拳太選手。同大会のメンズフィジークは出場者が25名と多く、メンズフィジークトップ選手でもある久野圭一選手、今年才能開花を見せ赤丸急上昇中の小川優駿選手などの、強豪が名を連ねるオーバーオール戦の本大会でぶっちぎりで栄光を手にしたのが木村選手だ。

【写真】これが日本フィジーク最高のVシェイプだ!木村選手の筋肉ボディ

審査結果を見ると、予選、決勝ともに1人を除きオール1位票がつく、まさに圧巻の優勝を収めた木村選手。身体で言えば、圧倒的に細いウエストと上背部に広がりのある背中。これらが組み合わさり、誰よりもコントラストの際立つ″Vシェイプ”を表現していた。また、昨年のオールジャパン選手権出場時からVシェイプこそ強かったものの、今年はそれに加え上腕、特に三頭筋の外側部が丸く、これまた三角筋の側面とのコントラストで非常に肩と腕が際立っていたことが、周りの選手との差をつけていたように思える。

そして、木村選手はステージング・ポージングでも一際光を放っていた。ウォーキングからプレアクション、ポージングの止めの全てに至るまで動作がはっきりしていて、見応えを感じるなどメンズフィジーク選手として、昨年からの大きな成長を感じられた。

昨年は4位だったオールジャパン選手権からの改善点に関して、木村選手は強みである腕の強化を挙げる。

「腕に関して言えば、昨年のオールジャパン前の減量中の数カ月間で『腕の日』を削っていたんです。理由は、自分の中で腕は強みと分かっていたんです。逆に肩が弱かったと感じたこともあって、腕に使う時間減らして、肩や他の部位に使う時間を増やしました。でも、その結果オールジャパンに出たときに、自分の腕の強みというものが消えてしまったと思ったんです。それで、『どこかの部位の時間を削るのは良くない』と痛感しました。なので昨年のオールジャパンが終わったあと、腕の日をしっかり設けて取り組みました」

Vシェイプ、絞りなど多くの要素が要求される木村選手が大切にしているモノは?

「身体としてはバランスの良さです。どこか1カ所がやたら強い、弱いとかを出さずにバランス良く筋肉を鍛えることが必要だと思います。もちろんそれは骨格によって変わってきます。ウエストは太いより細い方が良いですが、細すぎるのもよくないし、太いからダメというのもありません。選手それぞれが持ち合わせている骨格の中で、どうメンズフィジークに向けて身体を作っていくかにかかっていると感じています」

9月18日の「オールジャパン選手権大会」そして、10月1日に開催されるオールジャパンの上位3名が出場できる「JBBFフィットネス ジャパン グランドチャンピオンシップス2022」では、木村選手の仕上がりから目が離せない。

取材・文:月刊ボディビルディング編集部

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