9月4日(日)、石川県・本多の森ホールで公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催「オールジャパン フィットモデル チャンピオンシップス」が開催され、安井友梨選手(38)が昨年のリベンジを果たし悲願の総合優勝に輝いた。
【写真】まさに優雅でエレガント。女王・安井友梨選手のスイムスーツとドレスでのポージング写真
フィットモデルは、昨年より本格的に始動した新カテゴリー。全体的な筋肉美に加えて、エレガントな立ち振る舞いやポージングが審査される。
昨年は、初代女王の座をかけて挑むも、オーバーオール審査はわずか1点の僅差で田上舞子選手に敗れた安井選手。その敗北をきっかけに、トレーニングにより一層打ち込み、その後のビキニフィットネスの大会では他を寄せつけない勢いで優勝を重ね、“絶対女王”として競技を牽引し続けてきた。
そんななか、リベンジを果たすために挑んだ本大会。悲願の総合優勝を果たした安井選手の大会後のコメントは以下の通り。
「ビキニフィットネスで世界一を目指している中でフィットモデルに挑戦するのはいかがなものかという賛否両論のお声をいただく中で去年(はフィットモデルに)出場しました。また今年も挑戦するのはどうなのかという声がたくさんあったのですが、私もこれから競技生活がどれだけできるか分かりません。『フィットモデルが大好きだ』という気持ちだけで挑戦させていただきました。無駄な挑戦というものは一つもありません。今回もいろんな研究をしました。それが必ずビキニフィットネスにも通じてきます。大変でしたけど、チャレンジしてよかったと思います(取材:藤本かずまさ)」
文:FITNESSLOVE 撮影:中島康介

8月ジャパンオープンにおける「フィットモデル」での敗北を境に、トレーニングへの本気度が大きく変わったと語る安井友梨選手。続くオールジャパン、そして先のグランドチャンピオンシップスでは過去最高の仕上がりをもって見事優勝。ビキニ女王としての力を見せつけるも、その裏では競技引退も覚悟していたとの...

「7年この競技をやってきて、初めて自信を持ってステージに立てました。今日はすごく楽しかったです。これまでは苦しいステージが多かったのですが、今日は初めて楽しいと思えました」 試合直後、ビキニフィットネスの絶対女王・安井友梨選手は涙ながらにそう振り返った。9月27日、メルパルクホール大...