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50歳目前の身体とは感じさせない美しい背中で観客を魅了【筋肉道Vol.78】

橋本佳織さん(ゴールドジムJAPAN CUP ドリームモデル163cm超級)トレーニングの取り組み方は十人十色、始めたきっかけや目的ももちろん違う。ここでは、トレーニングに励む愛好家達の軌跡を辿ってみよう。今回紹介するのは、2022年12月3日(土)に開催された「ゴールドジムJAPAN CUP」の「ドリームモデル163cm超級」2位の橋本佳織(はしもと・かおり)さん(47)。

【写真】橋本佳織さんが魅せた美しい背中

半年間の背中の変化

半年間の背中の変化

「本格的なトレーニング(大会のためのボディメイク)を始めたのは2022年の春からですが、それまでも健康維持やスタイルキープを目的に8年間ぐらいはジムに通っていました。若い頃は特に何もしていなくても身体に張りがありましたが、35歳を過ぎた頃から脂肪の付き方や質が一気に変わり始め、背中や腰周りにブヨブヨと脂肪がつき、お尻も垂れてきたので『これはヤバい!』と焦り、トレーニングを始めました」

学生時代は文化部だった橋本さんは、社会人になってからは趣味でテニスやヨガ、キックボクシングなどを行い活動的になったという。『ボディコンテスト』を意識し始めた1年前の春から本格的にトレーニングを始め、半年後の2022年10月23日、『マッスルゲート愛知大会』がコンテストデビューとなった。
「憧れの安井友梨さんが主催したカテゴリー(ドリームモデル)があると知り、私自身がドレス製作の仕事をしているので、『自分でデザインしたドレスで出たい』と出場を決意しました。50歳を目前に『チャレンジすることに年齢は関係ない』ということを証明できたらと思いました」

大会に向けての身体づくりとして、トレーニングは背中をメインに開始した橋本さん。『ドリームモデル』というカテゴリーは、背中まわりを露出したドレス審査のため、背中を鍛え美しく見せる必要がある。
「トレーニングはとにかくフォームを重視し、雑にならないよう心がけています。食事はタンパク質の量が少なくならないように普段から気をつけています。大会に向けての食事は、脂質制限の食事から始めました。1日の脂質は30gで、総カロリーを1350kcalになるようにしていました。大会が近づいてきた頃には、トレーナーさんからのアドバイスで脂質を50gまで増やし、その分、糖質を減らして、総カロリーを1200kcalに減らしました」

ドリームモデル出場のきっかけでも話していたように、現在、社交ダンスオーダードレスのデザイナーである橋本さんは、仕事とトレーニングのスケジュールを上手に組んでいるようだ。

週3日トレーニングをし、1回のトレーニング時間は1時間、集中して行っています。トレーニングをしない日は、ウォーキングなどの有酸素運動を行って、なるべく身体を動かすようにしています。減量時期、朝イチの空腹時に有酸素運動をするようにしてから、減量がかなり進みました」

社会人になってからさまざまな運動をし、数年前から始めたトレーニングも継続中の橋本さんに「継続の秘訣」について伺うと、「明確な目標設定」だと答えた。
「『いつまでに何kg痩せる』『痩せたらどういう自分になりたいか』などの目標設定をしっかりと持つと良いと思います。目標設定は極端な内容ではなく可能な範囲の内容で、おいしそうなお菓子など誘惑に負けそうになったときやジムに行くのが面倒になる日も、目標がはっきりとしていれば乗り越えられると思います」

トレーニングやダイエットが続かない人は、なぜ身体を変えたいのかを改めて考えて、身体が変わった後の自分を想像してみるといいのかもしれない。

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

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