コンテスト

自慢のお尻に磨きをかけマッスルコンテスト前回女王がタイトル防衛に挑む!

2月19日(日)に3年ぶりに開催される『マッスルコンテストジャパン』IFBBプロビキニの舞台には、3年前のステージで優勝を飾ったタイ出身のニッタヤ・コントゥンがタイトルを死守するために戻ってくる。2022年、ニッタヤはIFBBプロビキニの大会に7つも出場した。そのために回った国はアメリカ、インド、イギリス、シンガポール、バミューダの5カ国。コロナ禍をくぐり抜けながらの挑戦は想像できないほど厳しいものだったに違いないが、2022年の間にニッタヤはどう変わったのか、何が彼女を強くさせたのかを訊ねてみた。

【写真】女王・ニッタヤのバックポーズ含むポージング

――2022年は5カ国を訪問して7つの大会に出場し、2位が2回、しかもアーノルドクラシックUKでは6位に入賞したのですから大活躍でしたね。でも、2022年ではまだコロナの影響があったはずです。相当な覚悟を持って挑んだに違いないと思うのですが、何があなたをそこまで突き動かしたのでしょうか。
NK(ニッタヤ・コントゥン) 2020年にオリンピアに出場し、そのときに、もの凄く自信を得ることができたんです。もしかしたら、私、トッププロになれるかもって本気で強く思いました。あのときに得た自信が、その後のトレーニングへの猛烈なモチベーションになり、それまで以上にハードなワークアウトを行うようになったんです。2021年はコロナにより、どこへ行くにも渡航が困難な時期だったのでコンテストへの出場は叶いませんでしたが、2022年は、そんなわけで、挑戦欲が一気に噴き出した感じ。とにかく皆の印象に残るように、できるだけ多くの弱点を克服し、コンテスト経験を積んでいこうって決めたんです。特にアメリカでのコンテストにはIFBBプロリーグのトッププロたちが出場してきますから、アメリカの大会で活躍することは重要だと思いました。
――2021年はコロナの影響で厳しい規制があちこちでありましたもんね。2022年は幾分その規制が解除されましたが、それでもやはり海外への渡航は大変だったのではありませんか?
NK 実は、周りが思うほど、そんなに大変じゃなかったんですよ。もちろん、何が何でも行こうっていう強い決意は必要でしたが、そんな挑戦も楽しむことができました。一番大変だったのは、アメリカでのコンテストに出場するために6週間も滞在し続けたことでした。何度も行き来しなくていいように、さらにはコンディションを仕上げてキープするために、長期滞在を計画したのですが、最初は減量のために自分が必要な食べ物を探すのにかなり苦労しました。しかも、滞在場所は一カ所ではなく、何カ所かアメリカ国内を移動したので、拠点が変わる度に、必要な食材を探す必要があったんです。でも、あの6週間で学び得たことはもの凄く大きかったですよ。
――確かに6週間でカリフォルニア州、フロリダ州、マサチューセッツ州を移動し、その間にカリブにまで飛んだのですから、相当な距離を移動した2022年でしたね。移動疲れで維持するだけでも大変だったと思うのですが、2020年マッスルコンテストジャパン・IFBBプロビキニで優勝したときと比較して、2022年の7つの大会で、ニッタヤが最も改善できたと思うのはどんなところですか?
NK 身体全体のシェイプが改善できたこと。あとは殿筋に筋量が増えたことやよりよく仕上げることができるようになり、ステージコンディションのレベルが上がったことですね。ポージングも相当練習しました。ポージングについては、2020年マッスルコンテストジャパンで優勝したときの感想がとても役立ちました。
――コンテストで経験を積むことがいかにレベルアップをしていくために重要かということなんですね。最後に、ニッタヤの来日を待っている日本のファンに一言お願いできますか?
NK 最後に日本に行ったのが2020年のマッスルコンテストジャパンの時でしたから、今度は3年ぶりです。とても楽しみにしています。また、2020年の時に優勝したタイトルをしっかり防衛するためにも、頑張ります。日本にいる友人やファンの皆さんに会えるのを楽しみにしています。日本では本当に皆さんによくしてもらいました。しっかりお返しができるように、過去最高のコンディションで2月19日マッスルコンテストジャパン・IFBBプロビキニのステージに立ちたいと思っています。

◇◇◇
「マッスルコンテストジャパン」競技は、ビキニ、フィギュア、ウーマンズフィジーク、メンズフィジーク、クラシックフィジーク、ボディビルとなる。マッスルコンテストジャパンに出場するには、NPCワールドワイドのリージョナルコンテストに出場していることが条件となるが、前日18日(土)に開催されるマッスルコンテストTOKYOに出場することで、マッスルコンテストジャパンへの出場資格を得ることができる。

次ページ:女王・ニッタヤのバックポーズ含むポージング

取材・文:月刊ボディビルディング編集部 撮影:北岡一浩

次のページへ >


-コンテスト
-,