『マッスルゲートパワーコンテスト』の「IVANKOデッドリフトコンペティション」でデッドリフト270kgを成功させた二宮大輔選手(43)の背中がすごい。
2月19日(日)、神奈川・カルッツかわさきでマッスルゲートパワーコンテストが開催された。本大会はマッスルゲート実行委員会が主催する、パワーリフティングの非公式大会で、「パワーリフティングBIG3チャレンジ」、「ベンチプレスチャレンジ」、「IVANKOデッドリフトコンペティション」、「チームベンチプレスチャレンジ」の4種目が行われた。エントリー数は昨年の倍の142名にも上り、初挑戦の選手から日本チャンピオンまで幅広い選手たちが重量を競い合った。
「IVANKOデッドリフトコンペティション」では、二宮選手が男子66kg級で270kgの重量を成功させ、見事優勝に輝いた。
「体重64.3kgで270kgを引くことができたのはよかったです。2021年に出場したときは第1試技で足が攣ってしまい思うようにいかなかったので、そのリベンジが果たせて満足しています」
ボディビルダーのように厚みのある背中を持つ二宮選手は12~3年前にパワーリフティングと出会う。
「学生時代、身体が小さくて大きい人に力で負けたくないという気持ちから、高校を卒業して本格的に鍛えるようになりました。3〜4年前まではスポーツセンターでBIG3を中心に鍛えていて、トレーニング仲間にパワーリフティングの大会に誘われて出場するようになりました」
「目標設定をした重量を持ち上げる喜び」に魅了された二宮選手は週2日、1回2時間程度の練習を行っている。
「ケガをしない限りはずっとパワーリフティングを続けていると思います。記録が伸びていくのが楽しいので飽きることはないでしょうね」
「パワーリフティングは全身を鍛えることができて、自然と無駄のない身体が出来上がります」と海で撮影した身体をみせてくれた二宮選手は、筋トレ初心者にもぜひパワーリフティングを知ってほしいという。
「BIG3は身体づくりの基本です。筋トレ初心者こそBIG3,パワーリフティング種目をやってほしいです。パワーを伸ばしながら、どんどん身体を大きくすることができます」
さらに肉体面だけでなく精神面でも嬉しいことがあるという。
「パワーリフティングを始めてから集中力が養われました。高重量に挑戦するときに集中して試技に挑む習慣が生きているのだと思います」
取材:FITNESS LOVE 写真提供:二宮大輔