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美脚を武器に25歳の作業療法士が初のビキニに挑戦【筋肉道Vol.97】

八木橋 蘭さん作業療法士の八木橋蘭さん(25)は本格的にトレーニングを始めて1年後に「ビキニフィットネス」に挑戦した。トレーニング継続のために「大会出場」という目標を立てて、周囲に宣言した。初の大会出場では惜しくも2位。しかし、理解のある夫の支えによりビキニ選手としての一歩を踏み出した。

【写真】美脚と美尻を披露した25歳の八木橋蘭さんの華麗なポージング

「ヴィクトリアズ・シークレットのファッションショーが大好きで、キラキラのビキニを着てステージに立っているビキニ選手に憧れてトレーニングを始めました。本格的なウェイトトレーニングを始めたのは2022年2月からで、それまでは軽い運動程度にマシンや宅トレを行っていました。大会に出ると決めて、すぐに家から一番近いゴールドジム厚木神奈川に入会しました。そして、ボディビル選手の相澤飛鳥さんにパーソナルトレーニングをお願いしました」

学生時代から、陸上競技(走幅跳)、水泳をやっていたことから体格はいい方だったという。トレーニングを始める前は高身長なことがコンプレックスだったそうだが、今では自分の体型を好きだと思えるようになったと話す。

「トレーニングは週5回行っています。仕事から帰宅して夕飯を食べた後にトレーニングに行きます。ご飯は鶏肉の低温調理を作り置きして常備しているので、野菜を使ったおかずだけ毎日作っています。夫もフィジーク選手なので、いつも一緒にトレーニングに行っていて、お互いの理解があるので続けやすいです」

減量中のクリスマスディナー

減量中のクリスマスディナー

夫婦でトレーニングをしていることが継続の秘訣かもしれない。夫婦で普段から『減量食』を食べ、イベント時には『少しの贅沢』を一緒に楽しむことができるのは、双方の理解がなければ成り立たないだろう。

「トレーニングは4分割(①脚表 ②胸・脚裏・尻 ③背中 ④肩)で順に行っています。食事は主なタンパク源を鶏むね肉、牛赤身、白身魚から。糖質はごはんとさつまいもから摂っています。栄養バランスと、腹持ちを考えて野菜やきのこ類をたくさん使っています。休みの日は、脂質の少ないおいしい調味料を探しに繰り出していました(笑)。クリスマスなどのイベントの時は味気ない食事にならないように、減量食でも特別感を出すようにしていました」

夫婦で大会に出場したとき

夫婦で大会に出場したとき

3月5日(日)に開催された「マッスルゲート埼玉」が八木橋さんの初めての大会出場となった。ビキニフィットネス一般の部で2位を獲得した。大会に向けて減量がうまくいかなかったときもあったというが、打開策としてプロテインを思い切ってやめたことが案外効果的だったと話す。

「減量初期はプロテインを摂っていたのですが、途中から思い切ってプロテインをやめて、その分を食事からタンパク質を摂取するようにしたら体重が減るようになりました。満腹感も得られて、辛くなかったです」

トレーニングを開始して1年間で身体を変えた八木橋さん。今後はJBBFのビキニフィットネスに挑戦したいと話し、日本最高峰の戦いであるオールジャパン出場に向けてトレーニングに励んでいきたいという。

「私は目標をはっきりさせたことが良かったと思います。いつまでにこうなりたいという最終目標に向けて、小さな目標を一つずつクリアしていくことで達成感もあり続けやすいと思います。初めのうちはなかなか結果が表れず、モチベーションも上がりませんが、結果が実感できるようになると楽しくなってきます。また、周りの人の協力があったことも続けられた要因だと思います。大会出場を決めてすぐ家族や友人に宣言し、パーソナルトレーニングやポージングレッスンに行きました。SNSでも応援してくれる方がたくさんいて、励みになりました」

最後に八木橋さんからのメッセージ。

「継続することはとても大切ですが、自分の体調と相談して思い切って休むことも大切だと思います。できなかった自分を責めたりせず、いつも頑張ってる自分を好きになれる人が増えたら嬉しいです」

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

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佐藤奈々子選手
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