「中年親父のまったり筋トレ部屋」というチャンネル名で自身のトレーニングや食事を配信しているこの男性は、栗本康弘（くりもと・やすひろ/44）さんだ。2022年のオールジャパン・マスターズメンズフィジーク4位入賞、マスキュラーフィジーク6位入賞を果たすなど確かな実力・実績を持つ栗本さんに、トレーニングを始めたきっかけや食事、過去のコンプレックスなどを聞いた。
栗本さんがトレーニングにハマったきっかけとは？
「20年ほど前に少年ジャンプのバーベルの通販広告を見てバーベルベンチセットを購入してから、日に日にパワーと身体が変わっていくことにハマってしまいました。それからずっとトレーニングを継続しています」
その後、YouTubeでの配信活動を始めた。
「YouTubeで配信を始めた理由としては、自分の筋肉の成長記録を定期的に残していきたかったことに加え、動画で配信することによって自らのトレーニングのモチベーションを上げようと思ったためです」
栗本さんはどのようにトレーニングをしているのだろうか。
「週に6回トレーニングしています。胸、脚、肩、背中と分けて回しつつ、肩を特に強化したいので肩以外の日にも肩を刺激するようにしています。時間としては平日には60分ほど、休日には2時間ほどしっかり追い込んでいます」
栗本さんがトレーニングを始めたきっかけには、もう一つの理由があった。
「小心者で少しでも自信が欲しかったんです。何も取り柄のない人間だったので、とりあえず鍛えてみようと思ったこともトレーニングを始めた大きな理由の一つです」
最後に、トレーニングを継続してきたことで感じた心境の変化について聞いた。
「やはり身体が大きくなることで気持ちも前向きになれましたね。周りの見る目も変わりました。しがないおっさんですが、“この人すごい”と思ってもらえることを一つでも持つと自信に繋がると思います。それに、この歳になってこれだけ夢中になれる趣味があるのは人生の大きなスパイスになっています。日々の充実感がトレーニングやコンテストに出会ってない時と段違いですね」
取材：FITNESSLOVE編集部 撮影：中島康介 写真提供：栗本康弘
