マッスルゲート浜松ウーマンズレギンス163cm以下級で優勝を果たした杉山夏紀(すぎやま・なつき)さん。社会人になり、体力のなさに気づき筋トレを始めたという。トレーニングを通じて体力はもちろん、粘り強さと何事にも挑戦する気持ちが身についたと語る杉山さんにトレーニングで気をつけていることを伺った。
「体力のなさに気づいたころ、ちょうど職場の近くに新しく24時間ジムがオープンしたので、YouTubeやネット・書籍を駆使して、自己流でトレーニングを始めることに。トレーニングに取り組んでいくうちに、自己流では行き詰まる部分が目立ってきたため、昨年秋ごろにパーソナルが受けられる現在のジムへ移行し、本格的なウェイトトレーニングに取り組み始めました」
杉山さんが大会出場を決めたのは、ある身近な人がきっかけだった。
「元々筋骨隆々なプロポーションが好きで、今までは眺めているだけだったのですが、次第に体力がついてくると“自分がなるのもアリなんじゃない?”と思い始めました。いつか出られたらなぁとぼんやりと考えていましたが、“いつかって、いつだろう”とふと思うときがありました。そんな中、昨年姉が大会初出場し、ビキニで準優勝を飾りました。その姿を見て“同じような遺伝子だし私も頑張ればいけるのでは?”と勇気をもらい挑戦を決心しました」
杉山さんはあることに気をつけてトレーニングを行っている。
「週5〜6日のトレーニングは体力のない私にはオーバーワークに繋がってしまい、心も身体も負担があり辛かったです。初めのころは筋肉を増やしたいがゆえに、気持ちが焦っていました。今はオフの日を固定で入れて、なるべく質の良いトレーニングができるように積極的に休んでいます。最近は週4日、1〜2時間程度のトレーニングをしています」
身体の反応を見ながらトレーニングに取り組む杉山さん。トレーニング中のドリンクにも工夫があった。
「トレーニング中のドリンクに粉飴を入れると、トレーニングにハリが出るのと疲労が軽減されるので、個人的にはおすすめです」
次回の大会ではカテゴリーを変えて出場する杉山さん。今後の目標を伺った。
「8月にビキニフィットネスの大会を控えているので、ビキニ選手らしい仕上がりに持っていくのが目標です。メリハリのある砂時計型のシルエットになるように、肩の種目を多めに取り組んでいます!」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介