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手術から復活!怪我と向き合い乗り越えた2年間。55歳が魅せたスタイリッシュなアウトライン

笹川勝司さん6月24日(土)、埼玉県・戸田市文化会館で『JBBF埼玉県フィットネスオープン大会』が開催され、笹川勝司(ささがわ・かつじ/55)さんがメンズフィジーク50歳以上級で優勝を飾った。ステージ上ではバランスよく鍛え上げられた肉体を、堂々とした立ち振る舞いで披露した笹川さん。しかし、優勝の裏には足首の大手術を乗り越えるまでの多くの苦難があった。

【写真】スタイリッシュなアウトラインを持つ笹川さんの筋肉美

「実は2年前に変形性足関節症になってしまった影響で足首の手術をしたんです。手術の影響で今大会も完璧なコンディションとは言えない状況でした。今でも足首にはプレートが入っているので、日頃のトレーニングもみんなのように多くの種目を取り入れることはできないんです」

思い通りのトレーニングができない状況でも、笹川さんが継続してトレーニングを続けられるモチベーションは目標を持つことだそう。
「今シーズンも大会は控えていて、まずは7月1日(土)・2日(日)に開催される『東日本フィットネス大会』。そして今年はボディビルにも挑戦しようと考えています。できる限りの努力は続けていきたいです」

足首にハンディキャップを抱えながらも見事優勝を勝ち取った笹川さんの強みは183cmという長身を活かしたアウトラインのスタイリッシュさだという。
「フィジークは”海が似合ういい男”という印象なので、会場を支配するつもりでオーラを出していくことを意識しています。足首のハンディキャップを背負っている分、身体の大きさでは勝負できないので、大会ではバランスの良い身体と全体の雰囲気をアピールしているんです」

競技者として優秀な成績を収め続けている笹川さんだが、普段は内装関係の仕事をされているという。仕事との両立の秘訣を教えていただいた。
「競技も仕事も通じるものがあると思っています。諦めることは簡単だけれども、どちらも手を抜かずに一生懸命がんばろうという気持ちは忘れずに過ごしています。特に手術後は動ける動作が限られるようになってしまい、できない仕事も生まれてしまいましたが周りの協力のおかげで今は両立できています」

そして共にトレーニングに励む仲間への感謝の言葉はもちろん、笹川さんの口からは家族への感謝の気持ちが溢れてきた。
「まずは毎日ブロッコリーを茹でてくれた奥さんに感謝です。娘も今日は応援にきてくれましたし、今日は朝5時から僕のメイクをしてくれたんですよ。家族の協力があってこその今日の結果だと思っています。ジムの仲間も常に高め合ってくれる存在だったので、感謝の気持ちでいっぱいです」

最後に、笹川さんの強さの秘訣を聞いた。
「言い訳をしない。手術をしてからは、足首の痛みで練習をやめてしまうこともあったんです。できることを全力でやることで精神力も身につきました。」
どんな状況でも努力を惜しまない笹川さんの今後の活躍に期待したい。

取材:池田光咲 撮影:FITNESS LOVE編集部

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