6月24日(土)、埼玉県・戸田市文化会館で『埼玉県フィットネスオープン大会』が開催され、田所夕奈(たどころ・ゆうな/26)さんがビキニフィットネス158cm以下級で2位に輝いた。
ステージ上では笑顔とともに見事に絞り上げられた肉体を披露した田所さんだが、本格的な筋トレを始めたのはわずか8カ月前だという。
「元々、ダイエット目的で軽い運動はしていたのですが、トレーニングを続けるうちにフィットネス関連のコンテスト動画を見るようになったんです。動画を見るうちに”私も頑張ればコンテストに出られるのかな?”とビキニフィットネスに興味をもちはじめたのが最初のきっかけでした」
ビキニフィットネスへの興味が増す中、大会出場を決心する背中を押したのは田所さん自身の強いチャレンジ精神だった。
「最初は1年間、筋トレを頑張ってから大会出場を考えるつもりだったんです。でも、出場する決心をしないと一生このまま終わってしまう気がして。その気持ちに気づけたことで”今チャレンジするしかない!”と思い、筋トレをはじめて2カ月で大会出場を決心しました」
田所さんにとって大会初シーズンとなる今大会に向けて、強化してきたポイントを伺った。
「筋量ではまだ敵わないと分かっていたので、とにかく絞りで勝負するために減量に力を入れ、最終的には10キロ落としました。あとはポージングですね。毎日30分〜1時間はポージング練習をして、身体に染み込ませました。祖母の家で、家族に見守られながらポージンング練習をしたこともあります笑」
筋量が少ないと言えどもバランスのとれた肉体を披露した田所さんの自慢の部位はお尻だという。
「筋トレを始める前まではお尻が大きいことがコンプレックスでしたが、今では強みになっています。他にもウエストの細さなど、骨格の小ささを上手く活かして自分の強みに変えています。今まで気づけなかった自分の良さに気づけるようになったのも競技をはじめて良かったと思えるポイントです」
コンプレックスだったお尻を強みに変えた田所さんのトレーニングの秘訣を伺った。
「とにかく数をこなしましたね。高回数のトレーニングをひたすら続けていました。重さや回数で毎日の成長を体感することがモチベーションになり、辛いトレーニングも乗り越えられました」
最後に、田所さんにトレーニングの魅力と今後の抱負を聞いた。
「自分の成長を感じられて、自己肯定感が上がることが一番の魅力だと思います。トレーニングをはじめてからは気持ちが前向きになり、自分のことが大好きになりました!支えてくれる人がいないと絶対に続けられない競技だと思うので、周りの人への感謝の気持ちを忘れずこれからも頑張りたいです」
自信に溢れた表情で、前を向き続ける田所さんの今後の活躍に期待したい。
取材・文:池田光咲 撮影:FITNESS LOVE編集部
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